2024 年 12月 24日 (火)
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廃業危機の旅行会社CEO、このスタートアップで「スリージョブ」で本業を守った (下)

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◇「1つのスタートアップで3つの仕事」

廃業危機の旅行会社CEO。スタートアップで三つの仕事を手掛け、本業を守った。

ソ・テウォン氏は当時、新生企業だった物流スタートアップ「ディーバ(dver)」で活路を探った。ディーバは、成人であれば誰でも配送パートナーとして登録できる「ディーバパートナー」を募集するという話を聞いて、すぐに加入した。

「できる徒歩配送は、すべてした。主に書類配送や携帯電話のような軽い物品を配送したが、一銭一銭が大切だったので、地下鉄とバス乗り換えを最大限活用した」

ソ・テウォン氏はディーバの配送パートナーのほかにも、ディーバのチャン・スンレ代表の英語教師とディーバ江南(カンナム)社屋の清掃を含め3つの業務を引き受け、本業再開の足場を整えた。

「チャン代表がグローバルプレゼンテーションのために英語を覚えようとしていた。私は入試塾で英語講師として働いた経歴があって、家庭教師をすることができた。実はチャン代表が、私のためにわざと仕事をくれたのだ」

「ディーバ本社が江南に移転した後、週に3回、社屋清掃を引き受けることになった。文字通り、本当のディーバのパートナーとして生きることになった」

それゆえ、ディーバに対する愛情は格別という。ディーバの拡張のために無料配送クーポンを数千枚印刷し、花屋やパン屋など潜在顧客にばら撒いた。三成(サムソン)駅から瑞草(ソチョ)駅まで、大半の法律事務所でこのクーポンを手にしていないところはない、という。

◇7月から本業再開、以前より事業モデル「アップグレード」

そして今年7月、ソ・テウォン氏はEuroKor Travelの本業を再開した。

「以前のEuroKor Travelが韓国人の欧州旅行を扱う国外(アウトバウンド)旅行会社だったとすれば、今は外国人の韓国への旅行、インバウンド・サービスまで提供する総合旅行会社にアップグレードされた」

ソ・テウォン氏は、本業が忙しくなり、ディーバパートナーとしての仕事は減った。それでも毎日通勤途中に事務所付近の注文があればやってみようとアプリを覗いたりする。「誰が何と言おうと、骨の髄までディーバのパートナー」という。

「最も困難な時に助けてくれ、一緒に心配してくれたチャン代表に特に感謝する。ディーバが海外に進出する日が来れば、その旅程をともにするパートナーになる。ディーバがデジタル物流のグローバルハブになることを願う」

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