
大学祭が人気アイドルのコンサート化する中、韓国では転売チケットや学生証の貸し借りが横行している。2026年5月にはSNSやオンラインコミュニティーで「学生証貸します」「身分証譲渡」などの投稿が相次ぎ、在学証明書の提供や身分証交換を提案する事例も確認された。
転売チケットや学生証は10万~20万ウォン(約1万1000~2万2000円)で取引され、出演者の人気に応じて価格は上昇した。一部販売者は入場支援や現場同行をうたい、学校アプリへのログイン方法や本人確認回避の手口まで共有していた。
各大学は学校アプリの確認や在学生しか答えられない質問を取り入れるなど対策を強化しているが、不正取引は後を絶たない。大学側は学生証の不正使用が業務妨害罪、身分証の貸し借りが住民登録法違反に問われる可能性があると警告している。
一方、学生主体の祭りを目指す動きも広がる。梨花女子大学では約150の学生ブースが参加し、外部歌手の公演は最終日のみとした。啓明文化大学も外部歌手やイベント会社に頼らず学生主導で祭りを運営した。
専門家は、アイドル公演が大学祭の中心となる現状を認めつつも、学生が受動的な観客にとどまらず、主体的に参加できる祭りづくりが必要だと指摘している。
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