2026 年 6月 7日 (日)
ホーム経済ゲーム海外売上が9割超でも消極的?韓国ゲーム大手が世界的なゲームショーから距離を置く「2つの誤算」

海外売上が9割超でも消極的?韓国ゲーム大手が世界的なゲームショーから距離を置く「2つの誤算」

2025年のグローバルゲーム展示会「G-STAR 2025」(c)NEWSIS/MONEYTODAY

8月のドイツ・ゲームズコム、9月の東京ゲームショウ(TGS)、11月の釜山G-STARなど、下半期に韓国内外の大型ゲームショーが相次いで予定される中、韓国ゲーム業界はグローバル市場に重きを置く雰囲気だ。ただ、2025年にゲーム会社各社が相次いでメインステージに立ち、広報合戦を繰り広げたのとは異なり、2026年は積極的とは言いにくい。新たに公開できる大作が多くないうえ、為替相場も大きく上がり、費用負担が小さくないためだ。

業界によると、韓国ゲーム各社はグローバルマーケティングに力を入れる雰囲気だ。AAA級などの「大作ゲーム」でグローバル市場を直接攻略しようとする企業が増えているためだ。現地ユーザーの反応を直接確認し、グローバルパブリッシャーやバイヤーと接触できる点も利点に挙げられる。あるゲーム業界関係者は「ゲームショーに参加するたびに莫大な費用がかかるが、マーケティング予算は限られている。今年広報が必要なゲームがあれば、海外ゲームショーへの参加を検討するだろう」と話した。

こうした流れを示す代表的な例がパールアビスだ。パールアビスは2025年、「紅の砂漠」の発売を控え、G-STARに参加する代わりに、ゲームズコムと東京ゲームショウ、米国のPAXイースト・ウエスト、サマーゲームフェスト(SGF)、中国のビリビリワールドなど、海外に集中した。ネクソンも2025年のG-STARには参加しなかった。

背景には海外売上高の比重がある。2026年第1四半期、パールアビスの海外売上高比率は94%を記録した。特に北米・欧州の比重が81%に達するなど、「紅の砂漠」発売効果が大きかった。ネクソンは第1四半期の海外売上高比率が62%となり、前年の52%から10ポイント拡大した。既存のアジア地域に偏っていた売上構造を多様化しているところだ。2025年10月に発売された「ARC Raiders」が西欧圏で人気を得て、ネクソンのPC・コンソール売上高は単一四半期基準で初めて1兆ウォン(約1100億円)を突破した。

多人数同時参加型オンラインRPG(MMORPG)の強者NCも、2026年は本格的な海外市場攻略を予告した。NCは下半期の「アイオン2」グローバル発売を控え、米国SGFで新トレーラーを公開する予定だ。続いて「シンダーシティ」「リミットゼロブレイカーズ」「タイムテイカーズ」など、新規知的財産(IP)3種のグローバルテストを控えている。

ただ、ウォン安で海外展示費用の負担が大きくなったうえ、西欧圏ユーザーを狙って出せる大型新作が多くない点は変数だ。ゲーム業界関係者は「今年、業界全体として披露できる新作が多くないため、ゲームショーに参加する代わりに、ライブ配信などでユーザーと直接コミュニケーションを取ろうとする雰囲気に変わっている」と話した。

(c)MONEYTODAY

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