2024 年 12月 27日 (金)
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スロバキア、リトアニアが「K-防衛産業」強い関心 (上)

イ・ジョンソプ(李鍾燮)国防相(右)とナド国防相(国防省提供)©news1

韓国で最近ポーランドと過去最大規模の輸出契約を締結した「K-防衛産業」が、また別の大規模の輸出を狙っている。今月21日に開幕したアジア最大規模の地上軍防衛産業展「大韓民国防衛産業展」(DX Korea)に出席するため訪韓した欧州国家の高位国防当局者たちが、韓国の兵器システムを観察したのに続き、韓国国防相・次官と会って防衛産業協力方法を議論した。

◇韓国の兵器システムの輸出を後押し

イ・ジョンソプ(李鍾燮)国防相は「防衛産業展」開幕当日の21日、スロバキアのナド国防相と、シン・ボムチョル(申範哲)国防次官はリトアニアのセメスカ国防予算・獲得担当次官と、それぞれ2国間会談を開き、防衛産業分野の協力を拡大していくことで意見が一致した。

防衛産業の協力には多様な分野があるが、スロバキアとリトアニア側は韓国産兵器システムの導入について重点的に議論したものと見られる。ナド国防相とセメスカ次官は21~25日、京畿道(キョンギド)高陽市(コヤンシ)のキンテックス(KINTEX)で開かれている「防衛産業展」参観のため訪韓した。

同行事は、韓国の兵器システムの優秀性を国内外に紹介し、輸出を後押しすることを最大の目的としている。

韓国とスロバキアは、ナド国防相の今回の訪韓を機に国防協力了解覚書(MOU)を締結した。また両国は軍需・防衛産業協力了解覚書も早急に締結することにした。

イ・ジョンソプ、ナドの両国防相は、今年2月に始まったロシアのウクライナ侵攻についても話し合った。特に両国防相は、ウクライナの主権・領土回復のために韓・スロバキア両国が寄与できる方法についても議論したという。

◇スロバキア…軍の現代化推進

これと関連して軍内外では韓国の兵器システム・軍用物資などの対スロバキア輸出方案が会談の議題に含まれたと思われる。

ナド国防相は20日、SNSに使節団30人余りとともに韓国行きチャーター機に乗った写真を載せ、「韓国防衛産業メーカー代表らと交渉するために韓国に行く」と明らかにした。ナド氏は今回の訪韓期間、慶尚南道(キョンサンナムド)泗川(サチョン)にある韓国航空宇宙産業(KAI)工場と昌原(チャンウォン)の現代ロテムとハンファディフェンスを訪問するとされている。

今後、スロバキアとの輸出契約の成立が有力視されている韓国産兵器システムは、KAIが生産する軽攻撃機FA-50だ。KAIは昨年11月、スロバキア国営防衛産業会社とFA-50輸出業務協約を締結し、今年5月にはスロバキア防衛産業展示会に参加するなど輸出に力を入れてきた。

スロバキアは昨年から老朽化した装備を交換する軍の現代化事業を推進している。

これを受け、スロバキア軍は空軍訓練機と陸軍戦車・装甲車を大量購入する方針だ。これと関連し、K2戦車とK9自走砲、「レッドバック」装甲車などのスロバキア輸出に関する議論も今回、同時に進められる可能性があるという。

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