2026 年 6月 27日 (土)
ホーム社会韓国の小学校教師、半数が保護者対応に無力感…7割が苦情・通報を懸念

韓国の小学校教師、半数が保護者対応に無力感…7割が苦情・通報を懸念

「教師市民権回復行事」でプラカードを掲げる教師労働組合連盟の組合員ら(c)news1

米動画配信大手ネットフリックス(Netflix)ドラマ「鉄槌教師」に登場する保護者の苦情が、現実の教育現場でも共感を呼んでいる。ある小学校教師は「ドラマに出てくる苦情の大半は、実際の現場でも起きている」と話した。

韓国教育開発院の学校教育実態調査によると、小学校教師の68.9%が「保護者の苦情や通報が心配だ」と答えた。中学校教師の44.6%を大きく上回る。「保護者との関係で無力感を感じる」との回答も小学校教師は49.4%で、中学校教師より17.7ポイント高かった。

背景には、小学校の担任教師が授業だけでなく、生活指導や相談、保護者対応まで幅広く担う構造がある。児童の学習、友人関係、安全、学校生活への適応など、多くの問題が担任に集中するためだ。

ソウルの小学校教師は「子どもに関するほぼすべてが担任につながる。保護者からの連絡自体が多く、心理的負担は大きい」と語った。児童の年齢が低く、保護者の関与が高いことも影響している。

こうした負担は若手に限られない。小学校教師では、苦情や通報を心配する割合が経験5年以下で78.0%、6~10年で77.3%、11~15年で72.6%と高水準だった。

教育界では、教師が苦情や訴訟を一人で抱え込まないよう、学校と教育庁レベルの対応体制を強化すべきだとの声が出ている。

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular