2026 年 5月 22日 (金)
ホーム社会スタバ騒動の飛び火で7年前の“黒歴史”が炎上…大統領の追及に震える韓国通販大手の苦境

スタバ騒動の飛び火で7年前の“黒歴史”が炎上…大統領の追及に震える韓国通販大手の苦境

ムシンサの企業ロゴ(c)news1

韓国のファッション通販大手ムシンサ(MUSINSA)が、2019年の広告表現を巡り、改めて謝罪した。スターバックスコリアが5・18民主化運動記念日に実施した「タンクデー」企画で批判を浴びたことをきっかけに、ムシンサの過去の事例も蒸し返された形だ。

ムシンサは20日、声明を出し、「7年前の大きな過ちを決して忘れていない」と表明した。2019年7月、同社はSNSマーケティングで、1987年に警察の拷問で死亡したパク・ジョンチョル(朴鍾哲)さんの事件を想起させる文言を使用した。

パク・ジョンチョルさんはソウル大生だった1987年1月、警察の取り調べ中に拷問を受けて死亡した。当局は「机をたたいたら驚いて死んだ」などと発表したが、後に拷問死だったことが明らかになり、世論が激しく反発した。大規模な民主化運動(6月民主抗争)につながった象徴的事件とされる。

ムシンサは2019年、速乾性靴下を宣伝するために「机をトンとたたいたら、すぐ乾いた」という趣旨の表現を使ったため「民主化運動の犠牲者を侮辱した」と強い批判を受けた。

同社によると、問題発覚後、代表を含む経営陣がパク・ジョンチョル記念事業会を訪れて謝罪し、顧客向けにも3回にわたり公式謝罪文を出した。さらに、全社員を対象に歴史教育を実施し、広告や広報物の制作過程で歴史的・社会的文脈を確認する多重チェック体制を導入したという。

今回、改めて問題にされているのは、企業のマーケティングが民主化運動や歴史的犠牲を軽く扱っていないかという点だ。イ・ジェミョン(李在明)大統領はSNSで当時の広告画像を共有し、パク・ジョンチョルさんや6月民主抗争を侮辱する内容だとして「事実なら非常に深刻な問題」と指摘した。

ムシンサは声明で「当時の内部プロセスの不在と軽率な判断が残した傷は決して軽くない」とし、「正しい歴史認識と責任ある姿勢で顧客に向き合う」と強調。パク・ジョンチョルさんの遺族や記念事業会、傷ついた人々に対し、改めて「心より深くおわびする」とした。

(c)news1

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