
韓国の女性グループ「AFTERSCHOOL」出身の歌手で俳優、ナナさん(35)の自宅に侵入し、ナナさんと母親を脅して金品を奪おうとしたとして強盗傷害罪に問われた30代の男の論告求刑で、検察は19日、男に懲役10年を求刑した。判決公判は6月9日に開かれる。
議政府地裁南楊州支部で開かれた公判で、検察側は「被告は凶器を持って被害者の自宅に侵入し、けがを負わせた」と指摘。「重大な犯罪を犯したにもかかわらず犯行を否認し、反省していない。被害者らに精神的、身体的苦痛を与えた点も考慮した」と求刑理由を述べた。
起訴内容によると、男は2025年11月15日午前6時ごろ、京畿道九里市阿川洞にあるナナさんの自宅に侵入し、凶器でナナさんと母親を脅して金品を奪おうとしたとされる。捜査当局は、男が経済的に困窮する中、同市阿川洞の高級住宅街を狙ったとみている。
一方、男側は強盗の意図を否認した。結審に先立つ被告人質問で、男は窃盗目的で住宅に侵入したことは認めたものの、当初から凶器は持っていなかったと主張。むしろナナさん側が先に凶器を持って脅したと訴えた。
さらに男は、事件が落ち着いた後、ナナさんから「母親の手術費として4000万ウォン(約440万円)を渡す」と言われ、警察に「自分が凶器を持って来た」と供述するよう求められたとも主張した。男側はその根拠として、ナナさんが住民登録証を見せ、男が住民登録番号の一部を覚えている点を挙げた。
弁護人は「被告が凶器を持って住宅に侵入したことを裏付ける客観的証拠はない」と主張。「被告が被害者の住民登録番号を知っている点を考慮すれば、被告の供述は被害者の供述より信用性が高い」として、強盗傷害罪の成立を争った。
男は最終陳述で「私の罪によって被害を受けた方々に心からおわびする」と述べた。ただ、「していない行為をしたとは言えない」として、強盗目的や凶器所持については改めて否認した。
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