2026 年 5月 21日 (木)
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韓国ネイバー、「配達の民族」買収を検討…クーパンと正面対決へ

ソウル市内の飲食店に貼られた配達の民族とクーパンイーツのステッカー(c)news1

韓国ネイバーが、配達アプリ「配達の民族」の買収を検討している。ウーバーとコンソーシアムを組み、株式を取得する構想で、実現すれば40兆ウォン(約4兆4000億円)規模の韓国配達市場は、ネイバー・ウーバー連合とクーパンが二分する構図になる可能性がある。

ネイバーは19日、買収報道について「事業競争力強化のため、さまざまな案を検討中だが、具体的に決定した事項はない」と公示した。配達の民族を運営する「優雅な兄弟たち」は「当社が答えるのは難しい」としている。

一部報道によると、ネイバーとウーバーは配達の民族の最大株主であるドイツのデリバリーヒーローに買収意向を伝え、株式100%を対象に最大8兆ウォン(約8800億円)を提示したとされる。業界では、企業結合審査を考慮し、ウーバーとネイバーが8対2の比率で株式を分け合う案が協議されたとの見方が出ている。

韓国の配達アプリ市場は2025年に年間取引額が初めて40兆ウォンを超えたと推算される。4月の月間利用者数は配達の民族が2340万人、クーパンイーツが1315万人で、ヨギヨは421万人にとどまる。

一方で収益性は課題だ。配達の民族の2025年営業利益は5929億ウォン(約652億円)で前年比7%減となり、売り上げが初めて5兆ウォンを超えたのとは対照的だった。

クーパンは配達サービスを有料会員、ロケット配送、動画配信と結びつけ、利用者を自社圏内に囲い込んでいる。ネイバーも配達の民族買収を通じ、有料会員を軸に規模拡大を狙っているとみられる。EC市場でクーパンを追うネイバーにとって、今回の取引が成立すれば勢力図を変える材料になり得る。

(c)news1

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