2026 年 5月 21日 (木)
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韓国タンカー、80日余りぶりにホルムズ海峡を脱出…中東情勢悪化後初

韓国HMM所属のタンカー「ユニバーサル・ウィナー」(c)news1

中東戦争によりホルムズ海峡付近で2カ月以上足止めされていた韓国の大型タンカー1隻が移動を始め、韓国に向けて航行していることが20日、確認された。

船舶情報を提供するマリントラフィックなどによると、この船は韓国HMMのタンカー「ユニバーサル・ウィナー」。現在、イランと米国の直接衝突がなく「安全地域」とされるオマーン湾に向かっている。来月8日に蔚山港に入港する予定だという。

チョ・ヒョン(趙顕)外相もこの日、国会外交統一委員会の全体会議に出席し、「この瞬間に、韓国のタンカーがイラン側との協議のもと、ホルムズ海峡を抜けている」と確認した。船舶の規模を問われると「200万バレル」と説明した。

これに先立ち、米ブルームバーグ通信は、クウェート産原油を積んだユニバーサル・ウィナーがこの日午前、イラン・ララク島南側の海峡に進入したという信号を発したと報じた。この海峡はイランが承認したホルムズ海峡通過航路上にある。

韓国外務省によると、イラン当局は18日遅く、在イラン韓国大使館に対し、ユニバーサル・ウィナーのホルムズ海峡通航が可能だと通知した。2月28日の中東戦争開始に伴いホルムズ海峡の封鎖が本格化して以降、約80日ぶりに韓国籍船に対する「通航許可」が出た形だ。

韓国外務省はイラン側の立場をHMM側に共有し、HMMは内部協議を経て通航を始めることを決めた。

外務省はこの日、「タンカー1隻がホルムズ海峡を通過し、航行を続けている。当該船舶には韓国人船員約10人が乗船している。韓国政府は戦争以降、4回の韓国・イラン外相電話会談、約2週間にわたる外相特使の派遣に加え、両国外務省、在イラン韓国大使館、在韓イラン大使館など各級外交チャンネルを通じ、韓国を含むすべての船舶の安全と自由な航行をイラン側に継続して要請してきた。また、関係国とも緊密に協議してきた」と説明した。

ユニバーサル・ウィナーは、イラン側が提示した通航路に従い、19日未明にカタール付近の海域を出発したとみられる。

外務省は、ユニバーサル・ウィナーの通航開始前、船舶の安全確保のため米国など関係国とも事前調整を進めた。

(c)news1

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