2026 年 6月 10日 (水)
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韓国で猛暑対策ファッション前倒し、冷感素材と通気性が夏商戦の鍵

デサントコリア(c)MONEYTODAY

例年より早く暑さが始まり、韓国ファッション業界が冷感機能性衣類の競争にスピードを上げている。通気性や伸縮性に加え、汗を素早く吸収して乾かす機能まで強化した製品が相次いで発売され、夏シーズンの需要を先取りする動きだ。

気象庁によると、2026年4月の韓国の全国平均気温は13.8度で、平年より1.7度高かった。1973年以降、3番目に高い4月の気温だ。7月も平年より気温が高い確率が60%と予想され、業界全般で夏対応戦略を強化する動きが続いている。

ファッション業界は特に、冷感素材と吸汗速乾機能を前面に出した製品群の拡大に集中している。吸汗速乾は、汗を素早く吸収した後に乾かす機能を意味する。高温多湿な環境でも、服が体に張り付く不快感を減らすのが特徴だ。

アウトドアブランドのNEPAは、2026年夏の機能性衣類カテゴリーを細分化して展開する。接触冷感素材を使ったシャツやパンツを中心に、高温・高湿の環境でも快適な着心地を維持できるようにした。シアサッカーやアイステックシェルなど、夏に特化した素材を活用した製品群も拡大した。

デサントコリアのルコックスポルティフは、冷感機能性ライン「ル・アイス」コレクションを発売した。薄く軽い素材を使った製品から通気性を強化した製品まで構成し、選択肢を広げた。日常着とスポーツウエアの境界を越えたスタイリングもあわせて強調している。

ディスカバリーエクスペディションは、自社開発の冷感素材「フレッシュベント」を適用したアクティブウェルネスラインを展開している。Tシャツやウインドブレーカーなどに冷感機能と軽量性を取り入れ、活動性を高めた。ディスカバリーキッズも、冷感と紫外線カット機能を強化した子ども向け夏物製品群を拡大した。

ランニングやゴルフウエア市場でも機能性競争が続いている。ノースフェイスはトレイルランニングコレクションに接触冷感素材を使ったショーツを投入し、コーロンFnCのゴールデンベアは通気性を強化したピケ素材ベースのゴルフウエアを発売した。LFのDAKSゴルフも、軽量性と伸縮性を高めた「ニュープリーツコレクション」で夏のゴルフウエア需要を狙っている。

最近は機能性だけでなく、デザイン要素を組み合わせた製品も注目されている。サムスン物産ファッション部門のエイトセカンズは、自然なしわ感が特徴の「オールデイクリーズ」ラインを発売した。体に張り付かないクリーズ素材の特性を生かし、涼しい着心地とスタイルを同時に実現したという説明だ。ブラウスやパンツからセットアップ商品までそろえ、活用度を高めた。

プリーツ素材を活用した衣類への関心も続いている。サムスン物産ファッション部門が展開するプリーツプリーズ イッセイ ミヤケとオム プリッセ イッセイ ミヤケは、4月の売り上げが2桁成長率を記録した。一部の人気商品は公式オンラインモールに入荷後、すぐに完売することもあった。30代以下の顧客を中心に検索量も大きく増え、若い世代の需要拡大の流れが表れている。

業界では、夏が長くなり猛暑の頻度が高まる中、機能性衣類市場の競争はさらに激しくなるとみている。あるファッション業界関係者は「最近の消費者はデザインだけでなく、実際に体感できる機能性を重視する傾向が強くなった。冷感、軽量性、通気性を強化した製品を中心に、夏市場の攻略が続くだろう」と話した。

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