2026 年 6月 8日 (月)
ホーム特集SDGs~韓国の取り組み使い残しの「高級せっけん」が世界を救う…韓国の5つ星ホテルが挑む“新時代のラグジュアリー”

使い残しの「高級せっけん」が世界を救う…韓国の5つ星ホテルが挑む“新時代のラグジュアリー”

環境に配慮したクルミ材の客室キー(c)news1

韓国で環境と資源保護を重視するトレンドが広がるなか、5つ星の最高級ホテル業界で環境配慮(ESG)システムの導入が活発になっている。使い捨て用品の削減と資源の循環が、ラグジュアリーホテルにとって必須の生存条件として浮上しているためだ。

ホテル業界によると、コンラッド・ソウルは5日の「世界環境デー」を前に、客室から飲食、宴会場運営に至るまで、全方位的な環境配慮の取り組みを公開した。客室では、使い残しのせっけんを回収して再利用している。物流企業を通じて香港の専門センターに送り、新しいせっけんに加工した後、脆弱層に寄付する仕組みで、これにより毎月約100キロのせっけん廃棄物を削減している。

また、全客室に浄水器を設置して使い捨てのプラスチック製ミネラルウォーターボトルをなくしたほか、木製の客室キーやガラス製の水ボトルを導入した。厨房には、人工知能(AI)基盤の廃棄物管理システム「ウィノウ」を導入し、食品廃棄物の発生量を分析して無駄を減らしている。

食材には持続可能認証(ASC)を受けたヒラメとケージフリー(放し飼い)の卵を使用し、宴会場でもプラスチック製ボトルを繰り返し使えるガラス製に替え、イベント中の炭素排出量とエネルギー使用量を別途管理している。

このほか、主要高級ホテルも廃棄物削減と環境配慮型の運営に力を入れている。バンヤンツリー・クラブ&スパ・ソウルは、プラスチック製の客室キーを生分解されるクルミ材に全面的に切り替える。これにより年間約50キロ、500ミリリットル入りペットボトル約3500本分のプラスチックごみを減らせると見込んでいる。また、雨水を庭園の造景や屋外清掃用水として再利用しており、今後は絶滅危惧種のウミガメをモチーフにしたエコバッグを提供して宿泊客に使い捨て用品の使用自制を促す計画だ。

JWマリオットホテル・ソウルは、環境教育財団(FEE)が運営する国際環境認証「グリーンキー」を3年連続で取得した。宴会場内のプラスチック水ボトル使用を67%減らし、レストランの食品廃棄物を29%削減した成果によるものだ。客室にはサトウキビ由来素材を使ったミネラルウォーターを置き、地域農家と協業して食材を調達するプログラムも運営している。

ホテル業界関係者は「持続可能性は、ラグジュアリー・ホスピタリティー産業でもはや選択ではなく必須条件だ。宿泊客がホテルに滞在するすべての過程で、自然に環境保護に参加できるよう、全般的な環境配慮システムを高度化する流れだ」と話している。

(c)news1

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