
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)側から違法な政治資金を受け取った罪に問われている韓国野党「国民の力」のクォン・ソンドン(権性東)議員について、特別検察官チームが控訴審でも懲役4年を求刑した。
特別検察官チームは、ソウル高裁で開かれた論告求刑公判で、1審と同じく懲役4年と約1000万円(1億ウォン)の追徴を求めた。
検察側は、旧統一教会が大統領選当時、ユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領を支援し、いわゆる側近とされる被告や政権に対して請託していたと指摘した。
さらに、1審判決は罪の重さに比べ軽いとしたうえで、被告が特定の宗教団体と結びつき多額の違法政治資金を受け取ったと主張。捜査段階から法廷に至るまで反省の態度を見せていないと批判した。
また、シャーマン「乾真法師」として知られるチョン・ソンベ(全成培)氏への家宅捜索直後、別名義の携帯電話で連絡を取り、さらにユン・ヨンホ元世界本部長と接触して捜査状況を確認するなど、証拠隠滅を試みたとも指摘した。
クォン・ソンドン議員は2022年1月、ハン・ハクチャ(韓鶴子)総裁の指示を受けたとされるユン元本部長から、ユン前大統領当選直後の請託名目で1億ウォンを受け取ったとして起訴された。
1審は2026年1月、懲役2年と約1000万円の追徴を言い渡し、違法な政治資金の受領は国民の信頼や憲法上の責務に反し、民主政治の健全な発展を損なうと判断した。
さらに、資金受領後に旧統一教会の影響力拡大を助け、ユン元本部長に海外遠征賭博の捜査情報を伝えたとも認定された。
これに対し、クォン・ソンドン議員側は一貫して無罪を主張している。弁護側は、別事件との関連性は資金提供者が同じという点に限られ、時期や内容に関連性はないとして、公訴棄却または無罪を求めている。
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