2026 年 4月 22日 (水)
ホーム経済流通韓国・東大門おもちゃ街、“もちもち玩具”人気で若者の新聖地に…20~30代が支える玩具市場の拡大

韓国・東大門おもちゃ街、“もちもち玩具”人気で若者の新聖地に…20~30代が支える玩具市場の拡大

ソウル市鍾路区の東大門おもちゃ街の屋外売り場に並ぶ「マルランイ」(c)NEWSIS

ソウル市鍾路区の東大門おもちゃ街が、20~30代の間で“もちもち玩具の聖地”として注目を集めている。

16日昼、現地は本来なら閑散としている時間帯にもかかわらず、多くの来訪者でにぎわった。通りでは子ども連れよりも20~30代の姿が目立ち、特に若い世代の足が集中していたのは、触感を楽しむ玩具「マルランイ」(スクイーズのようなぷにぷにとした感触のおもちゃ)の売り場だった。

手で押すとゆっくり元に戻るものや、ねっとりした独特の感触を持つものなど種類は多様だ。最近はSNSを中心に「ストレス解消アイテム」として口コミが広がり、東大門おもちゃ街は人気の買い物スポットとして浮上している。短時間で感覚的な満足を得られる“小さくても確かな幸せ”のアイテムとして定着しつつある。

訪れた客は単に購入するだけでなく、体験型の消費を楽しんでいた。売り場では実際に商品を触りながら「より柔らかい」「戻りがいい」などと感触を比較する様子が見られ、オンラインでは分からない要素が来店動機になっているとみられる。

大学生のカン・ジュアさん(20)は複数の商品をまとめて購入し、「手でいじっていると緊張がほぐれ、気持ちが落ち着く。友人たちも一つは必ず持ち歩いている」と話した。バッグにつけたり机に置いたりと、日常の癒やしアイテムとして使われているという。

この流行は個人消費にとどまらず、小規模創業や工房需要にも広がっている。玩具関連の工房を営む30代女性は「販売用に大量購入するために訪れたが、現場の人気は想像以上に高い」と語った。

商人たちも変化を実感している。おもちゃ店の商人は「ここ1カ月半で20~30代の客が目に見えて増え、来店客のほとんどがマルランイを探している」と説明した。別の商人も「減っていた客足が戻り、売り上げも一緒に伸びている」と話した。

こうした現象の背景には市場構造の変化がある。少子化の影響で乳幼児向け中心だった従来の玩具市場が伸び悩む一方、好みや趣味を重視する成人層が新たな主要顧客として浮上している。

実際、関連データでも変化が確認されている。NH農協銀行とNH農協カードの分析によると、2025年上半期の20~30代の玩具関連支出は2024年比で224%増加した。

(c)NEWSIS

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