
韓国で「麻薬王」と呼ばれるパク・ワンヨル容疑者の共犯で甥に当たる、通称「シロナガスクジラ」がフィリピンで事情聴取を受けた。
捜査当局によると、麻薬犯罪政府合同捜査本部は4月12日、検事1人と捜査官ら計9人をフィリピン・マニラに派遣し、現地の矯正施設に収容されている関係者と面会して事情を聴いた。
「シロナガスクジラ」はパク・ワンヨル容疑者の麻薬犯罪の共犯とされる。2024年から麻薬密輸を担い、韓国内での流通にも関与してきたとみられている。
合同捜査本部はこの人物のほか、フィリピンの外国人収容施設や矯正施設に収容されている他の共犯者や組織関係者の一部とも接見し、調査を進めた。
捜査チームは4月18日に帰国し、現地で得た供述や資料をもとにパク・ワンヨル容疑者に対する容疑の立証を補強し、拘束期限が切れる22日までに起訴する見通し。
パク・ワンヨル容疑者は、フィリピンで韓国人3人を殺害して服役中にもかかわらず、韓国内に大量の麻薬を流通させた疑いが持たれている。2026年3月25日、一時引き渡しの形で韓国に移送され、水原拘置所に収容されている。
捜査当局によると、2019年11月から2024年8月までに密輸または流通を図った麻薬は、覚醒剤12.7キロを含む計17.7キロに上り、時価63億ウォン(約6億9300万円相当)と把握されている。
さらに、口座分析などで確認された追加収益68億ウォン(約7億4800万円相当)を合わせると、麻薬犯罪による収益は計131億ウォン(約14億4100万円相当)規模に達するとみられる。
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