
韓国の金融業界が、米AI(人工知能)開発企業「Anthropic(アンソロピック)」のAIモデル「Mythos(ミトス)」の技術報告書による影響を懸念し、セキュリティ監視の水準を引き上げている。
メガ・ニュース(MEGA News)のソン・ヒヨン記者の取材によると、韓国金融委員会が15日に緊急会議を招集し、当該事案について徹底的に管理するよう要請を受けた。このため、Mythosの波及効果に対して警戒しつつモニタリングを進めている。
しかし、現時点ではAnthropicのMythosが実際に利用されたわけではなく、技術報告書上での推定にとどまっている。報告書によると、Mythosは最近、開発元が認識していなかった、または改善できていなかった数千件の脆弱性を発見したという。
業界関係者は「技術報告書が事実であれば、インストール型ソフトウェアはもちろん、オペレーティングシステムなどもすべて問題になり得る。ネットワーク環境が異なっていても、海外ソフトウェアを使用している韓国も影響を受ける可能性がある」と説明した。
ただ、詳細な内容は今後Anthropicが公開する運用報告書に盛り込まれる。同社は7日(現地時間)、ソフトウェアセキュリティ強化を目的としたイニシアチブ「プロジェクト・グラスウィング」を立ち上げた。90日以内に学習内容および公開可能な脆弱性を開示すると明らかにした。
プロジェクト・グラスウィングには、AmazonやMicrosoftなど一部のパートナー企業のみが参加している。
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