
韓国のグループ「BTS(防弾少年団)」のカムバック公演を前に、ソウル中心部が巨大なフェス会場のような雰囲気となり、海外ファンの流入による観光特需が広がっている。
観光業界によると、21日午後8時に光化門広場で開催される公演「BTSカムバックライブ:アリラン(ARIRANG)」を控え、海外ファン「ARMY」の入国が本格化している。世界的宿泊予約サイトでは公演計画発表後48時間で、海外からソウルへの旅行検索数が前週比155%増加した。
ソウル市とソウル観光財団は、外国人観光客の移動動線を考慮し、市内各地で体験型イベントを実施する。20日から22日まで地域観光アンテナショップの屋上を「カルチャーラウンジ」として運営し、Kカリグラフィー体験やグッズ展示を行う。
27日から29日には、汝矣島漢江公園の観光拠点「ソウルマイソウルショップ」周辺でファンミーティングと連動した観光プロモーションイベントも開かれる。公演当日には、所属事務所と協議して制作された2021年のBTSフルメンバーのプロモーション映像が、明洞の新世界百貨店本店や光化門KTスクエアの大型ビジョンで放映される予定だ。
ホテル業界も特需に沸いている。光化門広場周辺の高級ホテルでは客室がほぼ満室となり、ザ・プラザホテルでは公演開催決定後、予約数が前年の約11倍に増えた。江南エリアのホテルでは、BTSの世界観を取り入れた限定宿泊パッケージやメンバーが紹介した韓国料理を参考にした特別メニューなどを提供している。
政府や自治体もイベントの経済効果を地域へ広げる方針だ。イ・ジェミョン(李在明)大統領は「ぼったくり行為は国家イメージを損なう」として取り締まり強化を指示。オ・セフン(呉世勲)ソウル市長も、光化門からソウル広場まで都市全体を一つの会場として運営し、安全対策本部を設置して約3400人を配置すると明らかにした。
政府関係者は、公演と観光、伝統市場を結び付け、BTS効果を地域経済の活性化につなげたいとしている。
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