2026 年 3月 8日 (日)
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AI中心へ移るサムスン・ギャラクシー戦略 [韓国記者コラム]

2月25日(現地時間)、米サンフランシスコで開かれた「Galaxy Unpacked 2026」(c)news1

「○千万画素カメラ、○GBメモリー、○ナノメートルプロセッサ」。数字で性能を誇る“スペック競争”は長年、韓国サムスンのギャラクシースマートフォンの象徴だった。しかし、その流れは変わりつつある。スペックの羅列は姿を消した。「Galaxy S26」シリーズが公開された「Galaxy Unpacked 2026」では、その変化がより鮮明になった。

スペックの代わりに前面に出たのは人工知能(AI)だ。

イベントの冒頭でサムスン電子DX部門長(社長)のノ・テムン氏は「Galaxy S26」シリーズを「エージェント型AIスマートフォン」と紹介した。ユーザーの習慣を学習し、自然に作動するAIスマートフォンを目指したという。

イベントの締めくくりでは、MX事業部のチェ・ウォンジュンCOOが「AI for everyone(すべての人のためのAI)」というビジョンを提示し、ギャラクシーAIの方向性を説明した。

かつて主役だったスペック紹介は後景に退いた。

プロセッサ性能はAIを支える要素として簡単に触れられる程度で、中央処理装置(CPU)やグラフィックス処理装置(GPU)よりも、AI演算向けの神経処理装置(NPU)の性能が強調された。厚さが7ミリ台に入ったことも、ほとんど注目されなかった。

一般モデルやプラスモデルの紹介も、スペック表1枚で済まされた。

「これまでスマートフォンの革新といえば、ハードウェアのスペックが重要だった」。

Galaxy SシリーズやGalaxy Foldなど多くのサムスン製スマートフォン開発に関わってきた、MX事業部ハードウェア担当のムン・ソンフン副社長の言葉だ。

アンパック終了後のブリーフィングで、ムン副社長はGalaxy S26シリーズを「最高のサムスンAI体験を提供するスマートフォン」と説明した。

スマートフォンの競争は、もはやスペック比較ではない。ステージ上で数値を並べて競合を批判するのは、一部の中国メーカーだけになった。

スマートフォンは今やAIを載せる「器(プラットフォーム)」として機能している。どれだけ優れたAI体験を提供できるかが、次の競争の軸となった。

鍵となるのは、AI体験がどれほど自然に日常へ溶け込むかだ。

ノ・テムン氏は「モバイルユーザーの81%がAIは価値があると考えている一方、85%は活用が難しいと感じている」と自社調査を紹介した。

この85%の壁を越え、誰でも使えるAI体験を提供できる企業こそが、次世代スマートフォン市場のルールを変えることになる。【news1 イ・ギボム記者】

(c)news1

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