
韓国国内での宝くじ販売額が2025年上半期、過去最高の3兆9475億ウォンを記録し、4兆ウォンの大台に迫った。不透明な経済情勢と資産市場の変動により、少額で一攫千金を狙う“ミニ投資”への関心が高まっていることが背景にある。現行の販売ペースが続けば、年間売り上げは前年の記録を更新する可能性が高い。
企画財政省傘下の宝くじ委員会が11月24日に発表した資料によると、2025年上半期(1~6月)の宝くじ総販売額は3兆9475億5900万ウォンで、前年同期(3兆6168億ウォン)に比べ9.1%増加し、上半期としては歴代最多額となった。
販売を牽引したのはやはり「ロト」で、3兆910億ウォンを占め、前年比4.1%の伸びを示した。特に紙媒体の印刷宝くじが5100億ウォンに達し、前年比39%という大幅な増加を記録。電子宝くじは864億ウォンで3.2%増、結合型宝くじは2600億ウォンで前年と同水準を維持した。
下半期に入っても勢いは止まらない。7月は6199億ウォン、8月は6485億ウォンを売り上げ、前年同月比でそれぞれ2.6%、2.4%の増加を見せた。これにより1~8月の累計販売額はすでに5兆2159億ウォンに達し、政府が掲げる年間目標(7兆7000億ウォン)の67.7%を達成済み。現在の販売ペースが続けば、2024年の年間売り上げ(7兆3348億ウォン)を上回る見通しだ。
韓国では宝くじ販売が年々拡大しており、2008年には2兆3940億ウォンだったが、2011年に3兆ウォンを突破、2017年には4兆1538億ウォン、2020年には初めて5兆ウォンを超え、2024年には7兆3349億ウォンと、16年間で3倍以上に増加した。
専門家は、この傾向の背景にあるのは「景気不安と資産増加への欲求」だと分析している。仁荷大学消費者学科のイ・ウニ教授は「不況の中で庶民の間に、少額で希望を持てる手段として宝くじが受け入れられている。特に不動産価格の高騰や株式・仮想資産の不安定さが宝くじ人気に拍車をかけている」と指摘した。
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