2025 年 7月 11日 (金)
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韓国ハンファロボティクス、ヨーロッパ進出…オランダ造船所と初の協力

ハンファロボティクス(c)KOREA WAVE

韓国のハンファロボティクスは最近、オランダを代表する造船所「ロイヤルIHC」と、協働ロボットを基盤とした溶接自動化技術の協力に向けた了解覚書(MOU)を締結した。協約には、溶接自動化技術の共同開発およびプロモーション、技術と人材の交流、情報および資料の共有など、多方面での協力を推進する内容が盛り込まれている。

ハンファロボティクスによると、ロイヤルIHCは売り上げ約700億ウォン規模のオランダを代表する造船所の一つで、浚渫船や海軍の整備支援船、ケーブル敷設船など、特殊目的船の建造分野をリードしている。近年は自動化技術を取り入れた工程革新に注力し、グローバル競争力を強化している。

今回の協約は、ドイツで6月開催されたロボット・自動化展示会「AUTOMATICA 2025」の現場で締結された。ハンファロボティクスは展示会で高可搬・軽量協働ロボットHCR-32を公開するなど、技術力を証明した。ロイヤルIHCはハンファのブースでさまざまな協働ロボットのデモンストレーションを確認した後、今回の技術協力を決定した。

ロイヤルIHCは特に、ハンファロボティクスの超軽量・超小型溶接ロボットHCR-5Wを高く評価した。HCR-5Wは、狭い船内でも柔軟に作動する構造、誤差範囲0.02mmレベルの高精度制御性能、さまざまな角度から自由に作業可能な軸設計などが特徴だ。

ハンファロボティクスは今回の協力を機に、造船産業をはじめとする多様な分野でグローバルパートナーシップを拡大していく。

同社のチョン・ビョンチャン代表は「空間的制約が大きい造船産業でも、活用可能なロボット技術力をもとにオランダ造船所との初の協力事例を作ることができた。今後も造船産業を含むさまざまな産業とのパートナーシップを強化していく」と語った。

(c)KOREA WAVE

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