2024 年 5月 4日 (土)
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韓国20~30代「肥満」「ストレス」で高血圧増加

若者と向き合う中央大学病院循環器内科のキム・ヘミ教授(写真:中央大学病院提供)(c)NEWSIS

韓国の20~30代の高血圧患者が毎年増加傾向にあることが、健康保険審査評価院の保健医療ビッグデータ統計資料の分析でわかった。特に20代の高血圧患者の場合、2017年に比べて2021年は44.4%増。20代女性は61.8%増、20代男性は40.5%増となっている。

20~39歳の年齢層において高血圧で診療を受けた患者は、2017年には19万5767人だったのが2021年には25万2938人と、29.2%も増えた。

中央大学病院循環器内科のキム・ヘミ教授は「若年層の高血圧の原因として『肥満』と『ストレス』が挙げられる」とみている。

キム教授によると、最近、若年層を中心にモッパン(食事のシーンを撮った放送番組)やデリバリー、外食がトレンドとなり、しょっぱくて脂っこい料理が多いという。一方で、忙しいという理由で運動量は少なくなり肥満率が高まる傾向にあるという。

キム教授は「長期的な新型コロナウイルス感染のパンデミックや就職難などによる精神的ストレスが高まり、高血圧の若者が増加するだろう」と見通している。

同院の統計資料によると、病院で肥満と診断された20~30代は、2017年の6340人から2021年には1万493人と65.5%増加している。20~30代の若年層での高血圧患者の増加は肥満の増加と密接な関連があると分析される。

(c)NEWSIS

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