2026 年 5月 19日 (火)
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韓国文化財の返還訴訟経た高麗仏像、精密複製で浮石寺へ

複製品として17日に瑞山浮石寺へ戻った浮石寺金銅観音菩薩坐像(c)NEWSIS

倭寇に略奪され、窃盗団によって韓国に戻ったものの、法的紛争の末に再び日本へ戻った高麗仏像の複製品が17日、韓国忠清南道瑞山の浮石寺に奉安された。

忠清南道はこの日、瑞山浮石寺の境内で「浮石寺金銅観音菩薩坐像」復元仏像の奉安式を開き、原本と同じ成分と技法で制作した復元仏像を市民に公開した。

この仏像は、忠清南道歴史文化研究院が日本・対馬の寺院、観音寺の公式な複製許可と、日本企業が提供した3次元(3D)スキャン情報を基に、細部の彫刻や表面の質感、微細な曲線まで精密に復元・制作した。

高麗後期の忠粛王17年、西州浮石寺、現在の瑞山浮石寺の仏教信者たちが造立したこの仏像は観音菩薩像で、普勧道人の戒真をはじめ、僧侶や一般信者32人が発願し、施主した。

この仏像は「すべての衆生の救済と後世の安寧」を祈る意味を持ち、抑制されたほほ笑みと慈悲深いまなざし、華やかでありながら端正な造形美を備えた高麗後期仏像の典型として、高い価値を持つ。

もともと浮石寺所蔵とされるこの仏像は、高麗末期の倭寇略奪の過程で日本に持ち出されたと推定されているが、現在は日本の観音寺が所有権を持ち、対馬博物館に所蔵されている。

この仏像は2012年10月の盗難事件で韓国に密搬入された後、同年12月に警察が窃盗団を検挙したことで没収され、国立文化遺産研究院に保管された。

その後、浮石寺は仏像の所有権を主張して12年間にわたり訴訟を続けたが、大法院は2023年、取得時効を認めて観音寺側の主張を受け入れた。仏像は2025年5月、100日間の親見法会を終え、再び観音寺へ渡った。

2025年1月24日から5月5日までの法会は浮石寺の説法殿で営まれ、韓国各地から4万人余りの仏教信者と市民が仏像を拝観した。

(c)NEWSIS

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