2026 年 5月 19日 (火)
ホームエンターテインメント「中国の属国に見える」架空の韓国王室ドラマが炎上…市民団体が修正要求の波紋

「中国の属国に見える」架空の韓国王室ドラマが炎上…市民団体が修正要求の波紋

VANKキャプチャー(c)NEWSIS

韓国MBCドラマ「21世紀の大君夫人」を巡り、王の即位式を描いた場面が「韓国の歴史的主体性を損なう表現だ」と批判を浴びている。「サイバー外交使節団」を名乗る市民団体VANKは17日、同作を海外配信するウォルト・ディズニー・カンパニーに対し、問題場面の音声と字幕の修正を求めるキャンペーンを始めた。

問題となったのは、15日に放送された第11話。劇中でイアン大君が王位に就く際、九旒冕冠を着け、臣下たちが「千歳(チョンセ)」と唱える演出があった。同作は、現代韓国に立憲君主制が存続する架空の世界を描くロマンスドラマだが、王室制度や即位式などの伝統的記号を使っている。

VANKは、九旒冕冠は東アジアの礼制で中国皇帝の下に置かれた諸侯を連想させ、自主国の君主なら十二旒冕冠が適切だと主張した。「千歳」も中国の冊封体制下で諸侯国に用いられた表現と受け取られかねず、「万歳(マンセ)」がふさわしいとしている。

背景には、中国東北部の歴史を中国史の枠組みに位置づける中国の歴史研究プロジェクト「東北工程」への韓国側の警戒感がある。今回の演出についても、韓国が自ら「中国皇帝の下にある国」という印象を認めたように見えかねないとの反発が出た。

制作チームは謝罪し、朝鮮の礼法の変化を十分検討できていなかったと説明した。再放送やVOD、動画配信サービスで該当部分を早期に修正するとした。

(c)NEWSIS

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