2024 年 4月 27日 (土)
ホーム経済不動産韓国不動産市場で最も急がれる課題…住宅持つ者「取引活性化」vs持たぬ者「価格安定」

韓国不動産市場で最も急がれる課題…住宅持つ者「取引活性化」vs持たぬ者「価格安定」

ロッテワールドタワー展望台ソウルスカイから眺めた江北地域のマンション団地(c)news1

2023年の韓国不動産市場で最も急がれる課題は何か――。こんなアンケートの結果、住宅を既に保有している層が「不動産取引の活性化」に最も関心を示した一方、住宅を持たない人たちは「不動産価格の安定」が喫緊の課題だと考えていることが分かった。

アンケートは不動産アプリ「ジクバン」が先月16~31日、利用者615人(有住宅者318人、無住宅者297人)を対象に実施したもの。

現在、不動産市場で最も緊急な課題は何だと思うかという質問に42%が「不動産価格安定」と回答した。以下は▽不動産取引活性化(26.2%)▽首都圏と地方両極化解消のための国土均衡発展(12.2%)▽住居弱者福祉の実現(11.5%)▽交通、インフラ拡充など国土交通開発(4.4%)――の順だった。

年齢別と居住地域別で回答に大きな差はなかったが、住宅を保有しているかどうかで大きな差が出た。有住宅者は現在、最も急がれる課題に「不動産取引活性化」(41.8%)を選んだのに対し、無住宅者は過半数が「不動産価格安定」(52.5%)を選択した。

また2位については、有住宅者が「不動産価格の安定」(32.1%)だったが、無住宅者は「住居弱者福祉の実現」(19.9%)で、不動産市場への観点の違いが如実に表れた。

政策で最も関心があるのは「伝貰(チョンセ=賃貸住宅の保証金)詐欺根絶や被害者支援」という回答が29.1%で最多だった。無住宅者はこの回答を最多の45.1%が選択したが、有住宅者は「多住宅者取得税重課緩和」(23.6%)が最多だった。

(c)MONEYTODAY

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