2024 年 5月 14日 (火)
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韓国・離島近海の魚類、半分以上が熱帯・亜熱帯性…水温・環境変化か

熱帯性魚類の青鯛(c)NEWSIS

韓国・鬱陵島(ウルルンド)近海で見られる魚類の半分以上の種類が熱帯・亜熱帯性であることが国立生物資源館の調査でわかった。

国立生物資源館は気候変動が魚類の分布に及ぼす影響を明らかにするため、2021年から今年10月まで魚類種多様性調査を実施。その結果をこのほど発表した。

今年10月現在、鬱陵島近海の魚類は昨年の154種から20種増えた174種だった。気候帯別では▽熱帯性37.7%▽温帯性36.9%▽亜熱帯性20.8%▽亜寒大船・深海性それぞれ0.8%▽不明3.9%――だった。温帯性気候の韓国近海で熱帯性と亜熱帯性魚類が58.5%を占めた。

国立生物資源館の関係者は「魚は水温に大きな影響を受けるため、亜熱帯性魚類が多いということは水温や環境の変化が推測できる」と話した。

研究チームは海水温度の上昇により熱帯・亜熱帯性魚類の分布が日本海沿岸に拡散すると見て、調査範囲を拡大して調査を進める。

(c)MONEYTODAY

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