2026 年 5月 26日 (火)
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韓国・釜山BTS公演控え宿泊費高騰…市民団体「観光都市の信頼損なう」

9日、BTSワールドツアー公演会場である京畿道高陽市の高陽総合運動場前で、ファンが入場を待っている(c)news1

来月開催される韓国のグループ「BTS(防弾少年団)」の釜山ワールドツアーコンサートを巡り、周辺の宿泊料金の高騰や業者による一方的な予約取り消しが相次いでいる。こうした事態を受け、現地の市民団体からは「観光都市・釜山の信頼とイメージに悪影響を与えかねない」と懸念の声が上がっている。

最近、インターネットのコミュニティーサイトやSNS上では、コンサート期間中(来月12〜13日)の宿泊料金が「通常より数倍、高いところでは10倍以上に跳ね上がった」という書き込みや、勝手に予約を取り消されたという被害を訴える投稿が相次いでいる。

釜山経済正義実践市民連合(釜山経実連)は24日、「2025年の釜山花火大会でも宿泊施設のぼったくり料金が問題になったが、今回も同じことが繰り返されている」と指摘。「短期的な利益だけを狙った価格引き上げは、釜山がグローバル観光都市として成長するうえで悪影響を及ぼす。業界の自浄努力だけでなく、釜山市の積極的な対応が必要だ」として、市に対して現場点検の強化やプラットフォームとの協力体制の構築などを求めた。

また、釜山YMCAのファン・ジェムン室長も「観光客の不信感が強まれば、最終的に『二度と来ない都市』というイメージが定着し、観光競争力の低下につながりかねない」と危機感を示した。そのうえで、民間任せにするのではなく、繁忙期の料金引き上げ上限の検討や公的管理装置の導入などを市に提案している。

一方、釜山市の担当者は「現在、公正取引委員会や韓国消費者院、各区・郡などと合同点検班を構成して対応している」と説明。インターネット上で過度な価格を設定している宿泊施設への自主削除の要請や、予約取り消し被害が確認された業者への訪問指導を進めているという。

しかし、市には価格引き上げや一方的な予約取り消しに対して直接的な行政処分を下す法的根拠がなく、現在は指導中心の対応にとどまっているのが実情だ。市関係者は「被害を受けた消費者が直接、韓国消費者院などに申告しなければ具体的な救済手続きが進まない」と、対応の限界をにじませる。

市は宿泊難を緩和するため、公演期間中に青少年修練院やテンプルステイなどを活用し、外国人観光客約400人を受け入れる方針を決めた。地域の寺院(梵魚寺、仙巌寺、弘法寺など)も、無料の宿泊場所を提供するなどして協力に乗り出している。

(c)news1

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