2024 年 5月 18日 (土)
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韓国・金持ち生活満足度…資産30億ウォンまで↑、50億ウォンに近づけば↓、100億ウォン↑↑

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韓国の富裕層は総資産30億ウォン(約3億3000万円)未満までは生活の満足度が急激に上昇するのに、50億ウォン(約5億5000万円)に達すると減少するという研究結果が出た。ところが、100億ウォン(約11億円)の「超富裕層」に近づくほど、再びはるかに高い満足度を示すのだという。

ハナ金融研究所が4月25日に発刊した「2024韓国ウェルズレポート」によると、一般大衆と金持ちの生活満足度には2倍の差が現れた。暮らしに満足していると答えた一般大衆は約34.9%で、金持ちはちょうど2倍の69.8%に達した。

注目すべき点は総資産50億ウォン以上になれば、満足する割合がむしろ減少することだ。総資産10億ウォン未満の場合、満足度は42%で半分を下回ったが、30億ウォン程度になれば66%が暮らしに満足すると答えた。

しかし、総資産が50億ウォンに近づくと満足度(71%)の増加幅がやや鈍化し、50億ウォン以上では満足する人が67%とむしろ減少した。

同研究所は「生活の満足度において経済力が重要であることは間違いないが、お金の規模が拡大することで幸福が無限に増大するわけではない」と説明している。米経済学者のリチャード・イースタリンが1974年に発表した「お金と幸福の“逆説的”な関係」によると、一定水準の資産を蓄積した後、基本的な欲求が満たされると、経済力が高まってもそれ以上幸福にならないという。

指摘すべき点は、総資産が100億ウォンに近い「超富裕層」の生活は異なるということだ。ハナ金融研究所によると、総資産が70億ウォンを超え、100億ウォンに近づくにつれて生活の満足率が80%以上に、大幅に反転する特徴が見られた。

ハナ金融研究所は「超富裕層の生活は別の世界かもしれないので、『イースタリンの逆説』に新たな視点を提起できる」と指摘している。

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