2024 年 4月 25日 (木)
ホーム経済流通韓国・現代百貨店、スタートアップと手を組んで「MZヘルスケア」売り場

韓国・現代百貨店、スタートアップと手を組んで「MZヘルスケア」売り場

(写真=現代百貨店提供)(c)NEWSIS

韓国の現代百貨店がスタートアップへの投資に積極的に乗り出している。16日には、デジタルヘルスケアスタートアップ「キックザハードル」に20億ウォン(約2億円)を投資したと明らかにした。今回の投資を通じて今年下半期、ザ・現代ソウルにMZ世代(1980年代初め~2000年代初め生まれ)に絞ったオーダーメード型「ヘルスケアストア(仮称:fiamin lab)」をオープンする。

新たに披露するヘルスケア売り場は、単純な健康機能食品の販売だけでなく、人工知能(AI)を活用したアンケートや薬剤師の健康相談を通じて必要栄養成分を推薦し、服用方法などをコーチングするオーダーメード型を目指す。

現代百貨店がMZ世代を対象にしたヘルスケアストアを開くことにしたのは、最近20~30代の顧客を中心に自ら健康を気遣う「セルフメディケーション文化」が拡散し、健康機能食品市場の成長が続いているためだ。あるカード会社の調査によると、MZ世代の顧客の60%以上が健康機能食品を摂取しているとのデータもある。

これに先立ち、現代百貨店はコンビニコンセプトの新概念ライフスタイルストア「ナイスウェザー」と天然牛革アクセサリースタートアップ「スミスアンドレザー」への投資を進めている。

両ブランドは購買顧客の60%以上が20~30世代で、毎月4万人以上が売り場を訪れている。特にこのうち80%以上は現代百貨店で購買経験のない顧客であり、現代百貨店はスタートアップとの提携が新規顧客確保に大きな役割を果たすことを実感しているようだ。

(c)NEWSIS

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