
韓国全羅南道莞島で発生した冷凍倉庫火災で殉職したノ・テヨン消防士の婚約者が残した手紙が伝えられ、深い悲しみが広がっている。
婚約者は16日、自身のSNSに「愛しているという言葉だけでは足りない、優しすぎる私の夫」と書き出し、「私は今も4月12日の朝にとどまっている。どれほど熱く、怖く、恐ろしかったのかと思うと胸が張り裂けそうだ」と心境をつづった。
さらに「あなたは家庭があっても真っ先に現場に入り、最後に出てくる人だった」と振り返り、「3年間ともに過ごしたすべての時間が鮮明によみがえる」と記した。
そして「結末を知っていたとしても、もう一度同じようにあなたを選ぶ。愛している、何度でも愛している」と思いを伝え、「最後の道を一人にしなかったすべての人に感謝する」と結んだ。
ノ・テヨン消防士は2026年10月に結婚を控えていた。
事故は12日午前、莞島郡の冷凍倉庫で発生した火災の消火活動中に起きた。ノ・テヨン消防士と同僚の消防幹部は再び現場に入った直後、爆発に巻き込まれて死亡した。現場では可燃性ガスに引火し、火が一気に広がるフラッシュオーバー現象が発生したとみられている。
政府は、国民の命を守るために尽力した功績を認め、2人に勲章を追贈した。
婚約者の切実な言葉に対し、多くの人々が「どんな言葉も慰めにはならないが、安らかに眠ってほしい」と哀悼の意を寄せている。
(c)news1