
韓国で、工場代表が外国人労働者にエアガンを噴射し臓器を損傷させたとされる事件で、警察が類似事例を扱った医学論文を参考にしながら捜査を進めている。
捜査関係者によると、京畿南部警察はエアガンの危険性を検証するため、2017年に東国大学一山病院の研究チームが発表した論文を確認している。この論文では、作業着のほこりを払う目的でエアガンを使用した40代男性が、激しい腹痛と腹部膨満を訴えたケースが紹介されている。
診断の結果、この男性は約13センチにわたり直腸が裂ける重傷を負っていた。衣服の上からでも肛門付近にエアガンを噴射した場合、臓器が損傷する可能性があると指摘されている。
今回の事件で、警察は傷害の疑いで、京畿道華城市のめっき工場代表の男(60代)を立件し、詳しい経緯を調べている。同時に、人体に向けたエアガン使用の危険性について多角的な検証を進めている。
男は2月20日、作業中のタイ国籍の男性労働者(40代)の臀部にエアガンを密着させ、高圧の空気を噴射し、外傷性の直腸穿孔を引き起こした疑いが持たれている。
警察は事案の重大性を踏まえ、4月7日に専従の捜査チームを設置し、問題のエアガンを任意提出させて分析している。さらに、関係資料の確保に向けて容疑者の携帯電話や事業所のパソコンなどを押収し、家宅捜索も進めた。
また、国立科学捜査研究院も現場での鑑識作業に加わり、証拠の精査を続けている。
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