2024 年 5月 4日 (土)
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韓国ファーストレディ、存在感もメッセージもますます「鮮明」に

韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領の妻キム・ゴニ(金建希)氏(左)(大統領室提供)(c)news1

韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領の妻キム・ゴニ(金建希)氏が独自の活動を増やしている。政権初期には外部露出を自制して「静かな内助」に徹していたが、そこから抜け出して「政治・外交」に舞台の幅を広げつつある。政権2年目に入って、キム氏が独自に鮮明なメッセージを発信しようとしている。

大統領室によると、キム氏は5日、ソウル市城北区(ソンブクク)の高麗(コリョ)大学SK未来館で開かれた「バイバイプラスチック」キャンペーンの発足式に出席し、学生たちとプラスチック使用削減案について話し合った。

キム氏は「環境保護のためには一人一人の実践が重要だ。このキャンペーンが、誰もが日常で参加できる新たな文化として定着することを願う」と話した。

1日には社会福祉共同募金会第5代名誉会長として、功績のあった人やその家族らに寄付金を伝達して「国を守った英雄たちを心から追慕することは私たちの堅固な未来を守ること」と語った。

キム氏は「政府の支援」を約束する明確なメッセージを出したり、首脳外交に合わせて各国の大統領配偶者と交流したりするなど、以前より活動が積極的になっている。

例えば、先月23日には、韓国観光公社で開かれた「K-観光協力団」発足式で、「韓国訪問の年委員会」の名誉委員長職を受諾し「政府は今回の韓国訪問の年を通じて、K-観光が世界の人たちにとって必須なものになるよう支援する」と述べた。

また、先月16日にはウクライナのゼレンスキー大統領の妻オレナ氏と懇談し、「韓国も戦争の廃虚から再建を成し遂げた経験がある。ウクライナの厳しい状況に深く共感する。ウクライナ国民が希望を失わず逆境を乗り越えるよう支援する」と約束した。

キム氏が「ファーストレディ」としての歩みを本格化していることを、与党は積極的な「国政内助」に乗り出したと評価している。ユン大統領が最近、キム氏に「国政パートナー」としての役割を要請したことに伴い、キム氏の言動が次第に鮮明になっているようだ。
(c)news1

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