2026 年 6月 6日 (土)
ホーム社会「娘の私は自力で結婚、兄には家を購入」親の露骨な経済差別に悲鳴…韓国で共感広がる“実家の遺恨”

「娘の私は自力で結婚、兄には家を購入」親の露骨な経済差別に悲鳴…韓国で共感広がる“実家の遺恨”

(c)MONEYTODAY

「私はお金が地面から湧いてきて結婚したのか」。最近、韓国のオンラインコミュニティー「ネイトパン」に投稿されたある文章が、数万件の閲覧数を記録し、共感を集めている。

投稿者は、自身が結婚した当時、両親から両家顔合わせ費用、食事代、韓服代などすべての費用を自分で負担したと明らかにした。しかし同じ両親が、兄の結婚を控えて家を用意してあげようとしている事実を知った。投稿者は「実兄は公務員で、私は中小企業に勤めながら共働きで子どもを育てなければならないのに、むしろ私のほうが大変な状況ではないのか」と吐露した。

この投稿には100件余りのコメントが寄せられ、その多くは「うちの話かと思った」という似た経験の共有だった。あるネットユーザーは「うちの母も息子と娘を差別したので、実家へ行くのをやめた。困るのは私ではないではないか」と書いた。別の人は「学費、車、家まで全部もらっておきながら、当の息子は何も受け取っていないと言い張る」と自身の経験を伝えた。

専門家は、こうした現象が単なる個別家庭の問題ではなく、韓国社会に根深く残る性別に基づく資源配分の不平等を反映していると指摘する。結婚費用の慣行上、男性側が住居を負担する構造が固定化し、親の支援が自然に息子へ集中する流れが形成されたとの分析だ。

問題は、こうした経済的差別が情緒的な傷ともつながっている点だ。投稿者は「幼いころから母は差別がひどく、私にいつも『お前の母親のところへ行け』と言っていた」とし、幼少期から続く疎外感もあわせて示した。単にお金の問題ではなく、家族内での存在価値が認められなかったことが積み重なった結果だという。

コメントの一部は、こうした構造の皮肉も突いた。「お金を受け取った子どもは親孝行をしない。結局、気の弱い娘たちが親の世話をする」という反応が高い共感を得たほか、「支援を受けたのだから、後で親が体調を崩したら兄が全部するように言えばいい」という助言も続いた。

実際に高齢者扶養の現場で娘の役割が大きいことは、統計でも確認される。親から経済的支援をあまり受けていない娘が、実際には老後の介護でより大きな役割を担う現実は、資源の不平等な配分が義務の不平等な負担につながるという点で、構造的な問題と見ることができる。

ネットユーザーが共通して示した結論は冷静だった。「関係を整理し、自分の家族と平和に暮らせ」というものだった。あるコメントは「55歳になってようやく絶縁したが、もっと早くしていればよかった」と後悔を伝えた。

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