2024 年 5月 9日 (木)
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韓国サムスンのギャラクシーウォッチ「睡眠時無呼吸早期発見」機能

ユーザーに睡眠時無呼吸の症状があるかどうかを知らせるギャラクシーウォッチ(写真=サムスン電子)(c)KOREA WAVE

韓国サムスン電子がギャラクシーウォッチシリーズを活用して開発した「睡眠時無呼吸早期発見支援機能」が、韓国食品医薬品安全処の許可を取得した。サムスン電子は来年初めに「サムスンヘルスモニター」アプリアップデートを通じ、ギャラクシーウォッチ5・6でこの機能を利用できるようにする予定だ。

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が止まる症状だ。血液内の酸素供給を妨害して睡眠の質を低下させ、ひどい場合は高血圧、心疾患、脳卒中、認知機能障害のような合併症を誘発する可能性がある。

この機能は、ギャラクシーウォッチの「バイオアクティブセンサー」で睡眠中の血中酸素飽和度(SpO2)を測定し、値が変化するパターンを分析して睡眠中無呼吸・低呼吸指数(AHI)の推定値を計算し、症状の有無を知らせる。

「睡眠時無呼吸早期発見支援機能」は、来年初め「サムスンヘルスモニター」アプリアップデートを通じて「ギャラクシーウォッチ5・ウォッチ6」で利用が可能になる予定だ。

ウェアラブルで睡眠時無呼吸症候群を早期発見できるようにする機能が「ソフトウェア医療機器(SaMD、Softwareasa Medical Device)」の許可を受けることにより、より多くの人が症状を早期に発見できるようなると期待されている。

サムスンソウル病院のチョン・ヨンギ教授は「韓国で閉鎖性睡眠時無呼吸症候群の患者は100万人から200万人いるとされるが、正確な診断を受けていない人が75%程度に達するとみられる。スマートウォッチを利用することで時間的、空間的、費用的制約を超えて睡眠疾患の人の医療アクセスを画期的に高める機会になるだろう」と見込んでいる。

サムスン電子MX事業部デジタルヘルスチーム長のホン・パク常務は「今回承認された『睡眠時無呼吸早期発見支援機能』により、ギャラクシーウォッチの使用者がより簡単で便利に関連症状を早期に発見できると期待している」と語る。

(c)KOREA WAVE

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