2024 年 5月 18日 (土)
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韓国で競争激化「3000億ウォン」ジャージャー麺市場

俳優ソン・ソクグ=農心(c)MONEYTODAY

3000億ウォン(1ウォン=約0.11円)規模に上る韓国のジャージャーラーメン市場を巡り、企業間で競争が激化している。

業界関係者によると、農心は4月29日、新製品「チャパゲティ・ザ・ブラック」を発売した。チャパゲティ40周年を記念して発売した新製品で、従来製品より太い乾麺にして差別化を図った。従来よりカロリーを20%ほど下げ、大きめの肉とキャベツを使ったのが特徴だ。価格はコンビニ基準で従来のチャパゲティ(1200ウォン)より30%ほど高い1600ウォンだ。

農心のチャパゲティは、国内のジャージャーラーメン市場をリードするトップ製品だ。業界によると、国内のジャージャーラーメン市場の規模は、2018年の2000億ウォンから昨年時点で3000億ウォン程度と推計される。農心チャパゲティが市場全体の75~80%程度を占めており、残りの製品が20%程度の市場を分けている状況だ。食品産業統計によると、昨年時点のチャパゲティの袋・容器製品合わせた販売額は2131億ウォンだ。

農心に続く2位の座を巡り、各企業が攻勢を強めている。ハリム産業は、2022年にザ・グルメ「ユニジャージャー麺」を世に出したのに続き、今月には「四川ジャージャー麺」にも製品群を拡大した。家庭簡便食(HMR)コンセプトで、価格帯が2個入り8700ウォンで相対的に高い方と言える。チュンジャンを主に使う従来の製品とは違い、豆板醤を使って味を引き上げたとしている。

一方、ザ・ボーン・コリアは昨年12月、袋麺の「ペクチャジャン」を発売し、ジャージャーラーメン市場に参入した。同社のペク・ジョンウォン代表のノウハウを活用した味を披露した。

プルムウォンは昨年、「ローストジャージャー麺トリュフオイル」を発売した。トリュフ焙煎で、深くて濃い味が注目を集め、発売6カ月で販売1000万個を突破した。

業界は、ジャージャーラーメン市場がさらに成長するものと予測している。外食物価が上昇し、家でジャージャーラーメンを楽しもうとする消費者が増えており、需要が増すとみている。韓国消費者院によると先月、ソウルでのジャージャー麺の価格は7069ウォンだった。全国のジャージャー麺の平均価格は6516ウォン程度だ。

(c)MONEYTODAY

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