2026 年 7月 7日 (火)
ホーム社会賃貸の排水管詰まり、「数年分の蓄積」なのに入居1週間の借り主に費用請求…韓国・家主の姿勢に批判

賃貸の排水管詰まり、「数年分の蓄積」なのに入居1週間の借り主に費用請求…韓国・家主の姿勢に批判

オンラインコミュニティー画像キャプチャー(c)MONEYTODAY

賃貸住宅に入居して間もない借り主に対し、家主が数年にわたる排水管の老朽化による修理費を全額請求した事例がインターネット上で公表され、韓国で「あまりに理不尽だ」と大きな議論を呼んでいる。専門家からは、建物の基本設備の維持管理は原則として家主側の義務であるとの指摘が出ている。

発端は、あるオンラインコミュニティーへの投稿だった。投稿者によると、新居に引っ越してわずか1週間足らずの際、自宅に招いた友人が流し台に麻辣湯(マーラータン)の残ったスープを流したところ、排水口が完全に詰まってしまったという。借り主はすぐに家主に連絡し、専門の修理業者を呼んだ。出張費などを含めた修理費用は計35万ウォン(約3万9000円)に上ったが、家主は「スープを流した借り主の過失だ」として、全額を負担するよう要求した。

しかし、現場に駆け付けた修理技師の診断で状況は一変する。排水管の内部を確認した技師は、すでに5〜7年にわたって油汚れが蓄積して限界に達していたと指摘し、借り主は運悪く最後の一押しをしてしまっただけで、根本的な原因は別にあるため修理費は家主が支払うべきだと明言した。

今回のケースについて、法曹関係者からは家主側の主張の妥当性を疑問視する声が強い。法律の規定では、賃貸人は借り主が物件を正常に使用できるよう必要な修繕をする義務を負うと定められている。特に排水管のような建物の根幹に関わる設備の老朽化については、借り主に故意や重大な過失がない限り、所有者である家主が費用を負担するのが原則だ。今回の事例でも、数年間にわたり放置された油汚れが主因であり、通常の食品処分に伴う行為のみをもって借り主に全責任を負わせるのは法的に無理があるとの見方が大勢を占める。

ネット上でもこの家主の対応に対して批判が相次いでおり、麻辣湯が引き金を引いただけで銃弾は最初から装填されていたようなものだという声や、長年メンテナンスを怠っておきながら新入居者に押し付けるのは筋違いだとする意見が並んだ。また、同様のトラブルに直面した際の現実的な解決策として、行政の紛争調整委員会への申し立てや少額訴訟の活用を勧める現実的なアドバイスも寄せられている。

(c)MONEYTODAY

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