2026 年 7月 7日 (火)
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[KWレポート] 危機に瀕する韓国サッカー、再生へ「血の刷新」 (3)…「まるで敗残兵のよう」

2026年6月30日未明、北中米ワールドカップの日程を終えて帰国したサッカー代表チームのイ・ガンイン選手(c)news1

2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会で16強入りを果たし、国民的な熱狂に包まれた韓国サッカー界が、激しい逆風にさらされている。相次ぐ監督選任を巡る混乱や、2026年W杯での不振を受け、ファンのみならず政界からも刷新を求める声が噴出。かつて国家代表として活躍し、現在は解説委員を務めるイ・ヨンピョ氏が、大韓サッカー協会の抜本的な改革と信頼回復の必要性を訴えた。

◇「敗残兵のよう」にじむ危機感

北中米W杯の現地メキシコで代表戦を中継したイ・ヨンピョ氏は、グループリーグ最終戦後のスタジアム周辺の光景が忘れられないという。「スタジアムを後にする韓国サポーターの姿は、まるで『敗残兵』のようだった。本当に胸が痛んだ」と沈痛な面持ちで振り返る。

これまでも苦言を呈してきたイ・ヨンピョ氏だが、今回は「サッカー人の一人として責任を感じる」と言葉少なだ。背景には、ユルゲン・クリンスマン氏の監督選任から始まった迷走、アジアカップでの失態、そしてホン・ミョンボ氏の監督選任プロセスにおける不透明さなど、積もり積もった協会への不信感がある。イ・ジェミョン(李在明)大統領をはじめとする政界からも厳しい批判が相次ぐ事態となっている。

サッカー解説委員のイ・ヨンピョ氏(c)news1

◇求められる「正直さと透明性」

韓国最大規模の体育団体であるサッカー協会は今、世論の痛烈な批判を浴びている。イ・ヨンピョ氏は「短期的な視点で最優先すべきは、完全に失墜した信用の回復だ。信頼を失った『メッセンジャー(協会)』の言葉は、どんな政策であっても大衆に響かない」と断言する。

長年トップを務めてきたチョン・モンギュ(鄭夢奎)会長が今大会を最後に退任を表明しており、協会は新会長のもとで新体制へ移行する。イ・ヨンピョ氏は次期リーダーに対し、「能力だけでなく、正直で透明性があり、ファンと対話ができる人物」を要望。「完璧な行政など存在しない。ミスを隠さず認め、最善を尽くす姿勢こそが信頼につながる」と強調した。

◇教育改革や新組織での歩みも

さらに、中長期的には「強いチーム作りのため、サッカー界だけでなく入試制度を含む教育改革にも踏み込む必要がある」と持続可能な育成環境の整備を訴えた。

イ・ヨンピョ氏は今後、チェ・フィヨン(崔輝永)文化体育観光相や元代表のパク・チソン(朴智星)氏らが共同委員長を務める「Kサッカー革新委員会」に参画する予定だ。「新会長の選出プロセスがファンの納得のいくものであれば、停滞した空気は一変する。私も韓国サッカーが再び愛されるよう、力を尽くしたい」

(c)news1

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