韓国の大型マート「イーマート」が12日、京畿道（キョンギド）河南市（ハナムシ）の商業施設「スターフィールド河南」地下1階に、体験型ワイン専門売り場「ワインクラブ」を開設した。ワインを中心にウイスキー・輸入ビールなど約7000種類の商品を販売し、ワインアロマ体験や種々のデモンストレーションを取り入れた酒類総合店だ。
売り場で目を引くのは壁面を埋め尽くした15メートルの冷蔵庫だ。中は360種類余りのシャンパンでいっぱいだった。
韓国では手に入りにくいブルゴーニュ製品も600種余り取りそろえている。イーマート酒類部のミョン・ヨンジン部長は「フランス現地の卸売業者を説得するのに長い時間がかかった」と説明した。
最高級ワインを集めたセラーは15～16度に保たれており、1000本程度を常備している。どれも冷蔵施設を経て輸入されたプレミアム製品。ボルドー・コレクション19度の価格は1セット3191万ウォン（約325万円）だ。
「ワインラボ」には36種類のアロマキットを備え、ワインの香りを体験できる。
また、テイスティングゾーンも充実している。カードに金額をチャージし、機器にタップすれば30～50mlを味見できる。30ml当たり5万ウォンの「シャトーマルゴー2012」をはじめ、カベルネ・ソーヴィニョン（50ml/2500ウォン）など56製品が味わえる。
客の評判も良い。主婦のキム・ジインさん（33）は「ワインを買いに来たが、手に入りにくいというアサヒ生ジョッキ缶もあってうれしかった」と話した。
また、ワイン同好会に入っている40代の自営業者は「初めて見るブランドもあった。国別・品種別に陳列されていて見やすい」と語っている。
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