2024 年 5月 2日 (木)
ホームエンターテインメントインタビューカン・テオ、10年ぶりに脚光…「軍入隊、残念じゃないですかって」 (上)

カン・テオ、10年ぶりに脚光…「軍入隊、残念じゃないですかって」 (上)

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韓国の俳優カン・テオ(28)=本名キム・ユンファン=は、ENA「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」の人気を全く予想できなかった。

好きだったPDのユ・インシク(50)氏、主演のパク・ウンビン(30)と共演できたことがうれしい。軍入隊を控えているため「良い思い出として残していきたい」と考えたそうだ。

ドラマは初回から口コミで人気が広がり、韓国内外でシンドロームを巻き起こした。

デビュー10年でようやく注目されたが、周囲では残念がる人が多かった。「うまくいって良かった。しかし、軍入隊を目前にしてどうするのか」という反応だった。

「残念だと思うかもしれないけど……。大きな期待をせずに『静かに(軍隊に)行かなければならない』と考えました。この作品によって、『ある程度(自身の)姿を残して(軍隊に)行ってこなければならない』と思いました。より大きな結果が出せて、それだけでも感謝しています。残念だと思ったら、どうにもならない。この機会に私という人間を多くの人に知ってもらえて感謝し、(軍隊)を終えて、さらに新しい姿を見せたいです」

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「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」は、天才的な頭脳と自閉症スペクトラムを持つ「ウ・ヨンウ」(パク・ウンビン)が真の弁護士に成長する物語。医学モノ「浪漫ドクター キム・サブ」(SBS)のシーズン1(2016~17年)とシーズン2(2020年1~2月)を演出したPDのユ・インシクと、映画「無垢なる証人」(イ・ハン監督、2019)の脚本家ムン・ジウォンが制作した。初回の視聴率は0.9%(ニールセンコリア全国有料世帯基準)で始まり、16話の最終回は17.5%で幕を閉じた。米動画配信大手ネットフリックス(Netflix)TVショー部門3位まで上がり、海外でも人気を集めた。

パク・ウンビンは子役出身だ。彼女と共演するなかで学んだことが多い。

「(パク・ウンビンは)経験値と老練さがすごかった。ヨンウのセリフをどうやってすべて消化するのだろうか、と思っていたが、完璧に準備してきた。現場で疲れた姿を見せない。プロフェッショナルだった。(パク・ウンビンが)ジュノとの相性も気にして『こうすればもっと素敵だ』と助言もしてくれた」

最も記憶に残る場面として、ヨンウの告白シーンを挙げた。

7話でヨンウが「イ・ジュノさんに触る時、心臓がどれだけ速く動くか、1分当たりの心拍数を測ろうと思います」と言うと、ジュノは「じゃあ、僕に触れなければ心臓がドキドキしないのですか? 寂しいですね」と話した。これにより、カン・テオは「国民的寂しがり男」と呼ばれるようになった。

「その台詞が話題になるとは思いませんでした。ヨンウに『寂しい』と表現しましたが、(『国民的寂しがり男』という愛称は)寂しく聞こえなくていいですね」

「演技する時、寂しいというより、ワクワクしました。普段、ジュノがヨンウに感情を持っていますが、むやみには表現できなかった。ヨンウから『触ってみてもいいですか?』と言われた時、ジュノの心拍数が早まったはずですが、『寂しい』と言ったのはヨンウの告白に対するもう一つの返事でした。その台詞を寂しく語る、ということはしませんでした」

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