
韓国で無名のトロット(韓国の演歌)歌手の女性が外泊を重ねた末に不倫し、それを知って激高したその夫に対して「疑い深い」と逆上して離婚訴訟を起こすという異例のトラブルがあり、現地の法律専門家らの間で注目を集めている。夫側は離婚を拒否しており、今後の法的手続きの見通しがラジオ番組で公開された。
YTNラジオの法律相談番組「チョ・インソプ弁護士の相談所」で紹介された内容によると、相談者の男性は、互いに再婚同士である妻との間に子どもをもうけ、家庭を維持したいと願っていた。しかし、イベント出演を理由に外泊や音信不通を繰り返す妻の携帯電話を偶然見たところ、別の男性との不倫が発覚したという。
裏切られたショックから男性が暴言を吐くと、妻は逆になじられたことを理由に家出。さらに男性を相手取って離婚訴訟を起こし、慰謝料まで請求してきたという。男性は「離婚はしたくないが、妻が家を出たため子どもの育児費用が必要。訴訟中の養育費の請求や、もし離婚が棄却されても妻が戻らない場合の対処法を知りたい」と訴えた。
番組に出演したキム・ミル弁護士は、男性の暴言について「不倫発覚による一時的かつ偶発的な感情の悪化によるものであり、婚姻関係の継続が不可能なほどの『不当な扱い』には当たらない」と指摘。不倫の責任がある妻側からの離婚請求や慰謝料請求は認められない可能性が高いとの見通しを示した。
また、訴訟中の生活への助言として、裁判が続く間も養育費の支払いを求める「事前処分」を申し立てることが可能だと説明。仮に離婚請求が棄却された後も妻が家庭に戻らず、養育費も支払わない場合は、別途「扶養料」や「養育費」を請求できるとした。
さらに、正当な理由なく家出を続ける妻に対しては、民法が定める夫婦の同居義務違反を理由に「同居審判」を請求できると言及。「物理的な強制はできないものの、不履行が続けば(夫側から)慰謝料を請求する根拠になる」と法的な対抗策を助言している。
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