2026 年 6月 10日 (水)
ホーム政治「長期戦に備えよ」…医療ブースに支援バスまで登場した韓国「投票用紙不足」糾弾デモの異様な組織力

「長期戦に備えよ」…医療ブースに支援バスまで登場した韓国「投票用紙不足」糾弾デモの異様な組織力

9日、ソウル市松坡区のオリンピック公園ハンドボール競技場の出口前で、再選挙を求めるデモ参加者らがござを敷いて座っている(c)news1

韓国統一地方選で発生した投票用紙不足を糾弾するデモが5日目に入り、規模は数百人台に減った。

取材を総合すると、9日午前10時現在、開票所であるソウル・オリンピック公園ハンドボール競技場の周辺には約200人が集まっている。機動隊など警察力は約350人配置された。

先週末に最大3万人を超えたデモの人波と比べると規模は縮小したが、デモ参加者の組織力は高まっている。

デモ初期まではミネラルウォーター、軽食、紙のプラカードを配る程度だった現場ブースには、医療支援コーナーまでできた。現職の医師、看護師、薬剤師がボランティアで場所を守っている。簡易机の上には、匿名で支援を受けたという蚊よけ剤、各種軟膏、ばんそうこう、食用ブドウ糖など、さまざまな医薬品が用意されていた。

「薬剤師」と書かれた名札を掛けた参加者は「長時間立っていたデモ参加者が足に傷を負い、処置をした」と話した。

駐車場の一角には、コーヒーケータリング車2台と、冷暖房付き休憩用リムジンバス2台が止まっている。休憩バスには「米国から皆さんとともにいます」という横断幕と星条旗が掲げられていた。

競技場の各出口は、依然として座り込み中のデモ参加者らによって封鎖された状態だ。出口ごとに敷かれたござの上で、数人の参加者は仮眠を取っていた。参加者同士で飲み物や食べ物を分け合う姿もたびたび見られた。

女性参加者2人は互いに「長期戦になりそうなので、体力をしっかり管理しなければならない。人がいることを見せるのが重要だ」と話していた。

一方、この日午前8時半ごろ、座り込み中のデモ参加者を訪ねた「自由と革新」のファン・ギョアン(黄教安)代表は「結果的に歴史の英雄になるだろう。今が最も危険な時だ。5日ほどたって少し緩んできた」と引き締めを図った。

ユーチューバーのチョン・ハンギル氏も、「再選挙」と書かれたTシャツを着て出口を回り、デモ参加者らに「ファイト」と激励した。

(c)news1

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