2026 年 5月 29日 (金)
ホーム国際イラン製ミサイルの標的か…韓国貨物船「HMM NAMU」被弾の衝撃、緊迫するペルシャ湾で位置情報を切り潜む25隻の同国船舶

イラン製ミサイルの標的か…韓国貨物船「HMM NAMU」被弾の衝撃、緊迫するペルシャ湾で位置情報を切り潜む25隻の同国船舶

不明飛行体の攻撃で被害を受けたHMM「NAMU」(c)news1

韓国の大手海運会社「HMM」の貨物船「HMM NAMU(ナム)」がイラン製対艦ミサイルによる標的攻撃を受けた可能性が高いとの政府調査結果が出たことで、ペルシャ湾(ホルムズ海峡の内側)に足止めされている韓国船舶の緊張が高まっている。被弾リスクを下げるため、カタール周辺へ退避したり、船舶自動識別装置(AIS)を切ったりして息を潜めている。

NAMUは現在、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ港にある造船所で修理を進めているが、機材交換などの影響で、当初想定された1〜2カ月を上回り、2カ月以上を要する見通しだ。

海運業界によると、現在ホルムズ海峡の内側に足止めされている韓国船舶はHMMやパンオーシャン、長錦商船、SK海運などが運航する計25隻。内訳は原油・石油製品運搬船16隻、ばら積み船5隻、ガス運搬船2隻など。通航の再開を待ってUAEのドバイやシャルジャ周辺に待機していた船舶の多くは、NAMUの被弾後にカタール周辺へと移動した。業界関係者は「政府がミサイル攻撃の可能性を発表して以降、位置情報を隠すためAISを切って待機する船舶もある」と現地の緊迫した状況を明かす。

NAMUは今月4日午後8時40分ごろ、シャルジャ北方の海上に停泊中、正体不明の飛行体2機による攻撃を受けた。船尾左舷の外板が損傷し、機関室で火災が発生。自力航行不能となりドバイへえい航された。パナマ船籍のばら積み船で、当時、韓国人6人を含む24人が乗船していたが、幸い人的被害はなかった。

韓国政府は合同調査の結果、NAMUを攻撃した飛行体について、イラン製の対艦ミサイル「ヌール」系列の可能性が高いと結論づけ、意図的な標的攻撃だったと解釈している。

(c)news1

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