世界的なクラウドサービス事業者アマゾンウェブサービス（AWS）が今後5年間、韓国に約59億ドル（約8800億円）を投資する。IT分野で爆発的な成長が期待されるアラブ首長国連邦（UAE）が2026年までに投資する50億ドルを上回る金額であり、その背景が注目される。
AWSは11日、2027年までに国内クラウドインフラに約59億ドルを投資する計画だと明らかにした。
韓国への投資の理由として、AWS側はアジア太平洋（ソウル）リージョンでの運営に必要な専用装備など全てを含むことを明らかにした。
AWSは2016年、アジア太平洋リージョンの中心をソウルに定め、韓国国内でクラウドサービスを支援。現代（ヒョンデ）自動車、LG電子、ポスコ、サムスン電子などがAWSクラウドサービスを利用している。
AWS関係者は「投資金はAWSリージョンを構築し、連結、運営し、維持補修するのに使われる」と説明した。
現在、AWSが運営するリージョンは独立した電源供給装置と超高速光通信専用網を備えているが、データセンターについては賃借している。業界ではAWSがより攻撃的に国内市場攻略を狙っているとの見方が強く、年内に独自のデータセンターを建設するという観測も流れている。
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