韓国のグループ「防弾少年団（BTS）」メンバー全員が韓国軍に入隊したなか、BTSを抱える芸能事務所「HYBE（ハイブ）」が緩やかな上昇曲線を描いている。証券関係者の間では、BTS入隊という不確実性リスクが消えたうえに、3年後にBTSがフルメンバーで活動すれば、過去にない「報復消費」が爆発すると展望され、期待を高めている。
韓国取引所によると、HYBEの株価は12日終値（23万4000ウォン）基準で今月に入って8.84％上昇した。先月17日、取引中に記録した最安値（18万8400ウォン）と比べると、約1カ月間に24.20％上昇した形だ。株価を引き上げている投資主体は外国人と機関だ。両者は今月、HYBE株をそれぞれ236億ウォン、214億ウォン買い越した。
今月12日までにメンバー全員が兵役義務を始めたことで、HYBEの最大リスクだった「BTS空白期」の不確実性が解消され、株価は上昇の勢いに乗ったものと見られる。メンバーの除隊は2025年6月までに完了し、同年末からフルメンバーでの活動が始まるとみられる。
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