資産は約25億ウォン（約2億6267万円）、結婚を仲介してくれれば、1億ウォン（約1051万円）差し上げます――。結婚を希望する人物のこんな「お見合い用チラシ」が韓国のオンラインコミュニティをにぎわせている。
この「チラシ」は先月18日、会社員匿名コミュニティ「ブラインド」に掲載された。製作者は「45歳男性」を名乗り、運転免許試験場に勤め、年俸は4000万ウォン（約420万円）という。「最終学歴は大卒」「身長180センチ、体重78キログラム、丈夫な体格」「軍隊にも行ってきた」などと記し、連絡先も公開されている。
また財産に関連した記述では▽（ソウル北西部にあるベッドタウン）一山（イルサン）に30坪ほどのマンションを所有し、現在ここに住んでいる▽家賃収入月額300万ウォンの建物を持っている▽金融資産約3億ウォン――などで、総資産は約25億ウォンに達するという。
そのうえで「お見合いし、結婚が実現すれば、結婚仲介手数料として現金1億（ウォン）差し上げる」と明記したうえ「本チラシは契約書の効力があることを明らかにする」とも主張している。
この人物はチラシを掲載した理由について「20年余り、お金を稼ぐことだけに集中し、いつのまにか40歳を大きく超えてしまった。後悔している」「年老いた両親に面目もない。今からでも家庭をつくりたいと考えた」そうだ。
また親戚に警察・検察幹部がいる点を強調したうえ「（詐欺などの）不正な意図を持った連絡は控えてほしい」と念押しした。
チラシの真偽、本気度については確認されていない。
インターネット上には「財産だけを公開して人物像に関する情報がない」「金目当ての女性だけが連絡してきそうだ」「相手の条件が書かれていない。だが、どんな条件を望んでいるのかわかる気がする」など、さまざまな反応が寄せられた。
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