韓国では2023年も飲食業界で「ゼロブーム」が続く見通しだ。普段食べて飲む飲食物も、砂糖0%や0カロリーを好むいわゆる「ゼロシューマー(zero+consumer)」が主な消費層に浮上し、炭酸飲料から酒類に至るまで、この層を狙ったゼロ製品が上昇傾向を続けている。
炭酸飲料市場でもゼロシュガー、ゼロカロリー製品が続々と登場している。フードテック企業「インテーク(INTAKE)」がゼロカロリーフルーツ味炭酸飲料「シュガーロロスパークリング」を発売している。この飲み物は発売4年の昨年の累積販売量が2000万本を突破し、昨年の年間売り上げは100億ウォン(1ウォン=約0.1円)を記録した。
この製品は砂糖の代わりに自然甘味料であるエリスリトールを使用し、糖含量とカロリーとともに「ゼロ」ということで、安心して甘さを楽しむことができる。炭酸の清涼感が楽しめ、リンゴ、シャインマスカット、レモンサイダー、桃、ダブルライムなど品目も多様だ。
コーラ市場では「ロッテ七星(チルソン)」飲料の「ペプシゼロシュガーライム」が大人気だ。
コーラ市場で“万年2位”だったペプシは、ペプシゼロシュガーライムを前面に出し、90%を超えていたコカコーラの占有率を50%台まで下げた。昨年9月までの累積販売量4億5000缶を突破するなど上昇傾向を続けている。さらに、今年は「ペプシゼロシュガーマンゴー」の発売を予告し、ゼロコーラ市場での優位を続けていく。
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