韓国慶尚南道(キョンサンナムド)晋州(シンジュ)地域のある中学校で、教師が生徒たちに常習的にセクハラや悪口を言ったという告訴状が受理され、警察が捜査に着手した。
慶南道教育庁と晋州警察署などによると、晋州のある中学校の生徒AさんとB君ら3人は、セクハラと児童虐待などの疑いで教師Dを告訴した。告訴状は代理人の保護者が提出した。
告訴状でAさんは「2021年3月ごろ、Dが教員室に呼んで『尻が大きい』『スカートを履けばいいのに』などの不適切な話をした」と記した。また「体育の時間には『尻が大きければサッカーボールが当たってもいい』『尻に当てろ』などと言っては、ボールが当たるたびに『愉快だ』『爽快だ』とからかった」と訴えた。
B君はDが「2021年3月から最近まで、ティーボール(野球やソフトボールに似た屋外球技)競技中にミスをすると、悪口を言いながら周りにあった物を投げようとした」と明かした。
慶南道教育庁関係者は「18日に事件を受け付け、被害生徒の保護措置とともに性苦情委員会を開いたが『セクハラは成立しない』と判断した」とし、「教師には品位維持違反で懲戒を勧告した」と語った。
©NEWSIS