2026 年 4月 17日 (金)
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韓国、中東戦争で輸出入物価が16%台急騰…IMF危機以来28年ぶりの上昇幅

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中東戦争の影響で国際原油価格と為替が同時に上昇し、韓国の輸出入物価が国際通貨基金(IMF)危機以来、28年ぶりの大幅な上昇を記録した。

韓国銀行が発表した2026年3月の統計によると、輸出物価指数は前月比16.3%、輸入物価指数は16.1%上昇し、いずれも1998年1月以来で最大の上昇幅となった。

とりわけ原油価格の急騰の影響が大きく、輸入原油価格は前月比88.5%上昇した。これは関連統計の集計が始まった1985年以降で最も高い上昇率だ。中東情勢の緊迫化を受け、ドバイ原油が1バレル約68ドルから128ドルまで急騰したことが背景にある。

エネルギー価格の上昇は石炭・石油製品にも波及し、輸出物価を押し上げた。これに加え、半導体需要の拡大を背景に、電子・光学機器の価格も上昇した。

一方、輸出数量と輸出額はともに増加した。AI関連需要の拡大により、半導体などの輸出が堅調だったためだ。ただ、専門家は、こうした流れが契約と通関の時差による一時的な見かけ上の改善にすぎない可能性があると指摘している。

韓国銀行は、原油価格の急騰が4月以降に本格的に輸入物価へ反映されれば、交易条件が再び悪化する可能性があるとみている。戦争の長期化による高止まりした原油価格と供給不安が、消費者物価全体にも広がる恐れがあると警戒している。

4月の見通しについては、原油価格が一時下落したものの、米国とイランの停戦交渉の先行きが不透明なため、不確実性は依然として高い。韓国銀行は、現時点では予測が難しいとしている。

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