2026 年 4月 17日 (金)
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セウォル号事故12周忌、韓国各地で追悼広がる…遺族の時間、止まったまま

韓国・全羅南道珍島郡の孟骨水道で営まれた追悼式典(c)news1

韓国で2014年発生した客船セウォル号沈没事故から16日で12年を迎えた。この日、304人の犠牲者を追悼する動きが各地で広がった。

全羅南道珍島郡の孟骨水道にある沈没海域では、遺族39人を乗せた海洋警察の船が海上で停止し、追悼式が開かれた。

白い菊を胸に抱えた家族たちは、その花をわが子のように握りしめた後、静かに海へと手向けた。

犠牲となった檀園高校2年生の父親は追悼の言葉で「あの日の朝、私たちの時計は止まったままだ」と語った。

同日、イ・ジェミョン(李在明)大統領は京畿道安山の華城遊園地で開かれた記念式に出席した。現職大統領がこの式典に参加するのは初めて。

イ・ジェミョン大統領は「国家の存在理由は国民の生命と安全を守ることにある」と強調し、「同じ悲劇を二度と繰り返さない」と誓った。

また、長年にわたり記録を残し続けてきた遺族に対し、深い敬意と責任を表明した。

国立大田顕忠院でも、当時の救助活動で命を落とした教師や消防士らを追悼する式典が営まれ、真相解明と再発防止への決意が新たにされた。

安山の「4・16記憶教室」には、犠牲となった生徒たちの教室や職員室が当時のまま残されている。

訪れた市民は机に置かれた出席簿や手紙、給食表などを見つめ、静かに祈りを捧げた。「怖かっただろうが安らかに」「会ったことはないが忘れない」といったメッセージがノートに記されている。

また、木浦新港や珍島・彭木港、光州の5・18民主広場など全国各地の献花所でも黄色いリボンが揺れ、市民は「忘れない」「安全な社会を」との言葉を残した。

(c)news1

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