2024 年 12月 26日 (木)
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偽物騒動――ムシンサ取引額4倍の成長の秘けつ (下)

ムシンサのロゴ©news1

この中で今年上半期に偽物流通で物議を醸したが、その後は取引額が偽物販売騒動直後より4倍以上増加し、売り上げ反騰に成功したムシンサ(MUSINSA)に関心が集まっている。

ムシンサが運営するラグジュアリー専門館「ムシンサブティック」は今年初め、自社で販売された「フィアオブゴッドエッセンシャル(Fear of God Essential)」Tシャツ製品についてネイバークリームと攻防を繰り広げた経緯がある。当時、ブランド本社側が該当する製品を偽物と判定し、ムシンサブティックはメンツをつぶされた。

しかし、ムシンサは偽物の販売が確認された後、迅速に改善策を講じた。被害を受けた顧客に補償し、このブランドを販売対象から除外した。

ムシンサブティックは正規品流通体系を確立するために、グローバルブランドとパートナーシップを結び「国内公式オンライン流通業者」の地位を獲得することに力を注いだ。ムシンサの代表的な公式パートナー企業としては、メゾンマルジエラ(Maison Margiela)、マルニ(Marni)、ディーゼル(DIESEL)などを保有するイタリアOTBグループが挙げられる。

国内に持ち込まれる海外ブランドの純正品検収を確実にするため、ムシンサブティックは4月、貿易関連知識財産権保護協会(TIPA)と業務協約を結んだ。これに基づき、6月から国内で買い取り、保管しているラグジュアリーブランドの製品について全数を検査し、現在もTIPAのほか、韓国名品鑑定院とも正規品を検収している。

このような努力により、ムシンサは消費者の信頼度を高めることができた。ムシンサブティックは8~9月の2カ月間の取引額が直前の2カ月(6~7月)と比べて361%増加した。同期間、月間利用者数も88%増えた。

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