270万ウォン(約30万円)分の肉の予約を受けてノーショー(予約をした人がキャンセルの連絡もないまま現れない悪質な行為)被害に遭った韓国の精肉店の話がこのほど、X(旧ツイッター)にアップされた。
被害を受けた精肉店の店長によると、軍人を名乗る客から今月19日、「ある人から紹介を受けた。軍部隊で食べるので、大量に肉を買いたい」という連絡があった。サムギョプサル40㎏▽肩ロース10㎏▽韓牛ロース10㎏――を注文し、「22日午後5時に取りに来る」と約束した。
店は20日までに注文を受けた肉の処理を終え、単価の高い韓牛ロースについては客と再度連絡を取り、品目と分量を確認した。
ところが――受け取り当日の22日午後5時になっても、誰も現れない。店長の電話には、客から「上官がまだ来ていないからだ。来たらすぐ向かう。連絡します」というメッセージが残されているだけだった。
さらに1時間待ったが、客は来ず、連絡は一切なかった。
店長は「こんなことは初めてだ。久しぶりの大量注文だったので、半日かかって処理したのに、ノーショーのいたずらにやられてしまった。準備した肉をどうしたらいいか困っている」と悔しさをにじませた。
韓国では6月にも忠清北道清州のある飲食店がノーショー被害に遭うなど、今年に入って被害を受けた飲食店は60軒以上になるという。
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