2024 年 5月 6日 (月)
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韓国のラーメン輸出、上半期で初めて4億ドル突破…K-コンテンツ拡散で多様化

ソウル市内の大型マートにラーメンが陳列されている(c)MONEYTODAY

韓国で今年上半期のラーメン輸出額が史上初めて4億ドルを突破した。関税庁や韓国貿易統計振興院などによると、今年1~6月のラーメン輸出額は4億4624万ドル(約630億円)で、これまでで最高だった昨年上半期の輸出額(3億8328万ドル)より16.4%増加した。

ラーメンの輸出額は2015年以降、増加幅が目立っている。これは農心の辛ラーメン中心だった主力輸出ブランドがK-コンテンツ拡散に支えられ、多様化した影響が大きい。

2016年、海外YouTuberの「辛い味チャレンジ」映像が話題になり、三養食品のプルダックポックンミョン輸出が急増した。三養食品によると、同商品シリーズの輸出額は2015年の98億ウォン(約10億円)から2022年には4800億ウォン(約522億円)へと7年で49倍に増えた。

また、2020年に米アカデミー作品賞を受賞した映画「パラサイト 半地下の家族」に登場したチャパグリ(農心「チャパゲティ」と「ノグリ」を掛け合わせたもの)も海外需要増加に好影響を与えたという分析もある。

ラーメンの輸出増加傾向は今年下半期も続く見通しだ。ラーメン業界は最近、政府などからの圧力で国内ラーメン価格を引き下げており、海外にいっそう力を入れざるを得ないという事情もある。

農心は北米市場攻略のため昨年4月に北米第2工場を完工したのに続き、第3工場の建設を進めている。全体売り上げの3分の2を海外で稼いでいる三養食品は4月、日本、中国、米国に続いて4番目の海外販売法人を設立し、海外市場攻略を加速している。

(c)MONEYTODAY

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